今年もいよいよ、ゴール板前で差しきるシーズンがやってきた。
正直勝ったと思っていた生徒さんは、本人に全く責任のない不可抗力で突然勝敗の行方が混沌としてしまった(これは、本人の努力とか、私も含めた周囲の指導とかとは全く別次元の不可抗力なので、こればかりは正直藤川には打つ手がない)。どん底から這い上がってきて、「ほぼ勝った」と思っていただけに、このアクシデントは泣くに泣けない。こればっかりはなぁ、先生はどうしてやることも出来ないのだ。
別の生徒さんもどん底の成績だったのだが、正直予定より早く結果を出し始めた。このまま12月を怠けずに必死にのりきれば、かなり面白い勝負になる。あくまで、12月を死に物狂いで手を動かし続ければ、という条件付きであるが(何分人の忠告を無視した挙句、結局政経に鞍替えしたので一月で政経を何とかしなくてはならない)。
そして、「やればできるじゃない。でも、どうして一つのことしかできないの?」という生徒さん。せっかくてこ入れした化学で結果を出してくれれば、物理と数学のその成績は何?英語も予定より下がるし・・・・・・・。12月は過酷なオーダーを出して、文字通りスパルタ調教の中で生きてもらうことにした。せっかく苦手の化学を上げたというのに、「先生は物理を教えられない」と何度言ったらわかるのだ(怒)
そしてただいま、文字通りぶっつけ本番で重賞レースに出そうとしている生徒さんがいる。私が言うのはただ一つ。勝ちたいならば、もっと手を動かせ。もっと死に物狂いでやれ。楽して勝とうと思っているなら私は降りる。定期テスト明け、しごくのでそのつもりで。
とりあえず、大学受験組雑感。
12月を怠けるならば差しきれないことを保証しよう。勝ちたければ、死にものぐるいで12月中は手を動かすこと。
試験当日、その一回、実力を発揮できる状態であればいいことを忘れずに。最後まで可能性を信じてガンバレ。先生が勝てる可能性をシビアに見ているのは、それぞれみんな知っていることなのだから。