>生徒各位
一番悪いのは、くだらない精神論である。
どんなに「気合い」を入れたところで、熱があるのに無理をするのと健康体で頑張るのとでは雲泥の差がある。
「風邪をひいて熱が出る」という兆候は、この年になればわかるはずである。
「熱が出る」と思ったならば薬を飲んで、24~48時間の間は布団からでないこと。
そして、可能な限り眠ること(できれば一日18時間程度の睡眠を取ること)。
たとえ、どんなに大切な授業を休む結果になったとしても、無理をして1週間から1ヶ月を潰すより圧倒的に安上がりなので。
よほど深刻な病気でない限りは、最長48時間寝ていれば回復する。
重要なのは風邪の初期状態で叩いてしまうことである。
これからのシーズン、気温が下がって風邪をひく生徒が必ず出る。
保護者の皆様にお願いしたいのだが、風邪の初期症状で治してしまうのと完全に熱が出てから何日も寝込むのと、どちらが安上がりか、少し考えればわかるはずなのである。学校に嘘を言ってでも初期状態で風邪を治していただくよう、強く要請したい。それがお子さんのためである。
ついでに言えば、藤川自身が風邪をひく可能性が高い(統計データ的には、避けられないイベントだと思っている)。
だから、たとえその日を潰すことになっても、藤川は寝ることにしている。
結果的に、それが自分の生徒達にとって責任ある行動になるので。
目先の一日など、どうでも良い。
最後の瞬間にゴール板前で差しきらせるためならば、私はどんな手でも使う。
だから本格的に寝込む前に、風邪を治すよう受験組に強く勧告する次第である。