私は無意味な嘘は言わない | エガオヲミセテよ@「弱者のための個別指導」寺子屋ふじかわ

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弱者のための個別指導:寺子屋ふじかわ&宮城仙台杜の都のプロ家庭教師☆藤川先生。
仙台市若林区河原町で「個別指導塾」を寺子屋をやっているプロ家庭教師の藤川が、日々の徒然を書くためのblog。
長町中、五橋中や台原中、みどり台中などから来ていただいています。

実は、本日ある生徒さんのお宅で、


「今の週一のペースでは、多分間に合わない。」


と、はっきり言ってきた。


理由は極めて簡単である。予備校の授業との併用なのだが、平たく言って予備校が使えない。少なくとも、文系科目についてはほとんど駄目である。


そうなると、文系科目のフォローを全てやって、志望校に合格するためには週一では不可能だという単純計算が成り立っただけである。


もちろん、私は嘘を言うこともある。


それは、どう考えても絶望的であるにもかかわらず、本人も保護者の方もその絶望的な状況を認めようとしない時である。その時は実感できる時が来るまでは嘘を言う。痛い思いをしないとわからないというときもあるからである。


しかし、指導開始早々に辛辣なことを言う時は、勝てる可能性があるから今のままでは駄目だと言うのである。


ま、開始一ヶ月でダメ出ししたのは、大学受験生では初めてではあるが(もっとも、大学受験生で週一指導というのは、実は今年が初めてなので(奇しくも今持っている大学受験生三人とも)、そういう意味では私にとっても初めての経験が多いのだが)、この先どうなるかはわからない。ただ、はっきりしているのは、苦手教科が限定されていて、それさえ上げれば合格する子と、志望校に対して全般的に実力が足りない子とでは、条件が全く違うということである。


勝ちたければなりふり構っている暇は無いし、なにより、勝つための算段をつけねばならない。


勝つためには、時に悪魔に魂を売り渡す必要があるのは事実なのである。


はっきり言いますが、週一指導と週二指導は、効果は最低1:3です。


特に英語が苦手な大学受験生の場合、軌道にのるまでは、可能な限り指導回数を増やした方が効果があるのは事実です。


軌道に乗って安定飛行さえすれば、後は逆に指導回数を減らしても大丈夫ですが、そこまで辿り着くのに半年~九ヶ月かけるか、三ヶ月で終わらせるかは、今後の受験計画に絶対的な影響を与えるということです。


私が、短期集中決戦でこれまで絶望的な生徒さんを勝たせて来れたのは、ほぼ毎日指導に通うことをご家庭が受容していただけたからです。


そうでなければ、あの絶望的な偏差値から勝たせることは、ほぼ不可能なのです。