注)決してテーマは間違っていない


ようは、エンゲル係数の話である。


当人は食費一ヶ月一万円生活を目指しているらしい。


ようは飲み代を除いて月三万強の食費は多いのではないか、ということに尽きる。


藤川のエンゲル係数は酒代を入れるかどうかで、先進国も真っ青というほど低いものから、君は発展途上国の人間かというほどの開きがある。


これまでも数多くの人間に言われたことがある。


「その酒一本減らすだけで、まともな食事が取れるじゃないですか。」


いいのだ、私は。別に長生きしたいわけではないし、私の友人たちの半分は、二十歳を前に酒が飲めなくなった。気が付けば、酒の弱い私がいつの間にか一二を争う大酒飲みになっていた。


おそらく、藤川の食費は月二万前後。酒代は・・・・・・・・・・。


まぁ、なんだ。食費の数倍は酒を買っていることは事実である。


いや、一人になると、真面目に酒に金を使えて、これはこれで快適なの。


おもえば、付き合っている頃は真面目に酒代が無くなって泣きそうになっていたから。


と、ここまでネタにふっておくと、やむなく手を離れた女の子 あたりから痛烈な突っ込みが来たのだけれども。