この期に及んで、守りに入っても勝てはしない。
そもそも、大学受験など及びでない成績だったり、志望大学など夢のまた夢だったのである。
にもかかわらず、必死に努力して、ここまで来た。
差しきれる射程圏につけることが出来ている。
他人と同じペースで上がっては差しきれない。
人よりも必死に。この時期、おおかたの人間はやることが終わって後は本番という気分になっている。
有り体に言えば、年末よりペースダウンしているケースが多い(藤川はセンターの自己採点後、楽勝ムード一色だった)。
だから、ここで必死にやれば差しきれる。
負けるな!