アセスメントと支援 | NPO法人学習支援室エバーグリーンのブログ

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世田谷区用賀中町にある、勉強が苦手な子どもや発達に特性のある子どもを支援するマンツーマン完全個別指導の学習塾です。
発達障害や不登校でお困りの方のご相談を承るカウンセリング・コンサルティングサービスも行っています。

世田谷区用賀中町の個別指導塾エバーグリーンです。


子どもの特性を分析する上で、アセスメントは非常に重要です。

当塾へのお問い合わせで、「心理検査をしてもらえますか?」「アセスメントをとってもらえませんか?」といったご質問もあります。

当塾では、あくまで学力を保証するための学習塾という特性もあり、心理検査等を行うことはしておりませんが、今回は当塾のお子様の分析と支援のありかたについて述べます。

当塾のお子様に対する見立て、特性の分析は、保護者様にお持ちいただいたWISC等の資料からのみ行うのではなく、通常の授業での活動の中からリアルタイムで行うことを基本とします。

もちろんお持ちいただく資料も非常に大切ですし、その他テストの結果や取り組みの様子、作文、コミュニケーションの内容を考慮して総合的に読み取っていきます。

分析以前に、お子様の背景に関する情報もいただきます。日常のご家庭・学校での状態像(とりわけ、授業中の様子、友達とのやり取り)を把握し、お子様と面接をし、簡単なチェックリストを活用することもあります。

学校で取り組んだ計算や作文、テストは非常に重要な資料です。単純に◯×の採点をして返却をして終わりというのはとてももったいないことで、一定の時間、子どもが一生懸命に取り組んだものであるからこそ、考え方のクセ、間違いの傾向をじっくりと調査することができます。

子どもの困り感の背景である認知上の特性(聴覚、視覚、記憶)に焦点を当てて、場当たり的な指導を控え、より科学的な支援をしなければなりません。

当塾の目指すところは、子どものできること、好きなこと、得意なことを明確に把握し、そこを手がかりに有効な支援を見出し、実践していくことです。その長所で弱点を補っていくことが、子どもの意欲を高めます。

強引な指導は、子どもがどうしても「やらされた感」をもってしまいます。「自分でできた」という達成感、充実感を保証するためには、子どもの特性に配慮した適切な支援が不可欠です。苦手意識のあることが比較的簡単にできるようになったという経験を積むことが子どものセルフ・エスティームを育み、自信をもってより頑張れる子どもを育てるのだと考えます。

以上のような考えに基づき、当塾では保護者様に、学期ごとに個別の指導計画提案書をお渡ししております。お子様の特性に対する指導の手立て、今後達成していくべき課題について記したものです。ぜひご活用ください。


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