読書日記 赤い指 | 東大阪市 弥刀 大蓮 美容室R-cubic  パーマ 手入れの楽なカット

東大阪市 弥刀 大蓮 美容室R-cubic  パーマ 手入れの楽なカット

創業35年 ベテラン美容師が 髪と心にストレスをかけない
技術とアドバイスで 似合うスタイルを提案します。

「家族」の物語。
犯罪を越えた本当の闇。
この家に隠されている真実は彼らの手で解かれなければならない。
ひとつの事件から見える家族の肖像。
二日間の悪夢と孤独な愛情の物語。
加賀恭一郎シリーズ 第7弾

 

前原昭夫は、妻子に疎まれ家に帰りたくないが故に残業に明け暮れる毎日だった。認知症となった
母と同居し、息子は友人を作れず反抗的で引きこもりの傾向を持つ。それ以外は至って平凡な
家庭だったが、ある日、妻の八重子からかかってきた一本の電話が一家の運命を変えてしまった。
自宅の庭に放置された、行方不明中の少女の絞殺死体!犯人は息子だった。彼らは、犯行を
隠蔽するためにとんでもない計画を立てるーーー

 

理屈はわかるが 行動できない事に

「可愛い子には旅をさせよ」「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」という言葉があります

子育てには 一番いい事だというのは 理屈としては解るが

現実には難しいですよね 私もできないし (^^;

皮肉は よく言われたけれど 実際 父母には 大変 甘えさせていただきました

でもね 加減が大事だと思うのです

ここはダメという 人としての部分が 必要です

父性と母性のバランス

小説はデフォルメされているけれど

現実 思う通りにはならない事ばかりで 実に嘆かわしい事件が起こっている

愛情深く育てたつもりだが ままならないのが 人の世です

ただ 幼児に手をかけるというのは ほんと許せない

宮崎勤事件を思い出しましたが あいつだけは許せない

私にも 可愛い女の孫がいますが

そういう輩には 遭遇しないように 毎日祈っております

それにしても 加賀恭一郎の洞察力はすごい

阿部寛を思い浮かべてしまいますが (笑)

この作品は ヒリヒリしますが まぎれもなく傑作です