体重34キロ・青春が全部戦争
昭和20年8月9日、長崎の兵器工場に動員されていた女生徒たちを原子爆弾が襲った。少女たちは苦しみをかかえ、どう生きてきたのか。彼女たちの日記が、今、女子高校生たちの心をゆさぶる。世代を超えた少女たちの交流の記録。
――青来 有一(小説家)
2019年8月に放送され、大きな反響を呼んだNHK ETV特集「少女たちがみつめた長崎」、待望の書籍化。
長崎原爆投下からまもなく75年。被爆者たちの命の灯が次々に消えていく中、元少女たちがたどった過酷な運命を日記や手記、対話などで、つぶさに追体験した長崎西高放送部の高校生たちの奮闘を描く。ぜひ、すべての高校生たちに読んでもらいたい1冊。
響いた文章でありながら 筆力からなのか 読みやすい
それにしても やはり日本が 被爆国でありながら エネルギーを原子力に頼るのは
抵抗がある 中曽根の経済力強化の原子力発電でスタートしたのだが
智慧を結集して 新たなエネルギーで自給率を上げないと 被爆者は浮かばれない
戦後の経済1本槍で 今の日本はあるのだが
はたして 日本人は 幸せになったのだろうか?
「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない
このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、
ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」
と警告した三島の言葉を思い出す
