「私を溺愛し、どんな人間でもいい、ただ大きくなって欲しいと念じつづけてくれた人がこの世にあったということを、筆舌に尽くしがたい感謝の念で思い起こすのである。」(本文より)―清澄な抒情を湛えた文学世界の秘宝を戦後生まれの本格派・宮本輝が魂の自画像の中に描き出す、珠玉の第2エッセイ集。
作家という仕事の厳しさを感じながら 読了
日本骨抜き計画が 印象的
まさに 戦後 骨抜き教育された日本人
侵略されても 戦わない人が多いのには 悲しみと嘆きを感じる
私は 無論 戦いますよ
作家は命を削りながら 書いているのだろうなあ
貴重なエッセイでした
今度 「錦繍」を再読したい
最初の蔵王のシーンは 筆者が 友人と東北の旅をした際の出来事から
ヒントを得たと このエッセイで書かれていました