たまに前回利尻昆布
ﾄﾘｰﾄﾒﾝﾄ購入されて
使用された方が
いらっしゃいます。
さて、どのような内容なのか？
懇意のあるメーカーの
博士に教えて頂きました。
利尻ヘアカラートリートメントという
商品の全成分を確認しました。
利尻昆布は染色には関係なく、
ヘアトリートメントとして効果が
あるのですね。
この商品はHC染料や塩基性染料 を
用いたトリートメントカラー剤ですね。
従来のヘアマニキュアは
酸性染料を用いて
酸性で施術しますが、
この商品はトリートメントに
カチオン性の染料を加えて
中性からアルカリの条件で
髪のマイナスに
帯電したところに結合させる
表面的な染色となります。
簡単に言えば、傷んだ髪に
カチオン性のトリートメント剤が
残り風合いを良くしますが、
そのトリートメント剤に色が
ついていたら染まりますよね。
塩基性カラー剤の色が
落ちるというのと、
ヘアトリートメントの効果が
落ちるというのは同じ原理になります。
したがって、ダメージ毛のほうが
染まりやすく、色持ちもヘアダイに
比べてどうしても悪いです。
よく、ヘナシャンプーのように
シャンプーをしていると
段々に髪が染まり白髪が
目だたくなるものにも
良く使われています。
（ヘナシャンプーに含まれる
ヘナエキスではほとんど髪は
染まらないので、
塩基性染料でシャンプーしながら
染めるわけです。）
サステイさんのホームページには
天然植物（クチナシ、ウコン、アナトー、シコン）
の持つ自然の色見で
髪表面を染めるとしか
書いてありませんが、
これらの天然色素だけでは短時間で
そして十分に染まりません。
全成分には水溶性アナトー・クチナシ青・
シコンエキス・ウコンエキス以外に
4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール
HC青2・HC黄4・塩基性青99
という染料が入っていますので、
このHC染料や塩基性染料で
色見の違いを出して、
かつ１０分ぐらいで染まるのですね。
広告には長所しか書いていません。
自然派と謳っていますが
実際は利尻昆布や
天然色素で染まるわけ
ではないのです。
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