こんにちは、水槽楽部です。


クワガタムシの世話が忙しく、糸鋸や木工のネタを楽しみにしている方には、大変申し訳なく思います。


本日7月5日で、クワガタムシのほとんどが羽化し、その体長の計測が終わりました。結果は以下のとおりです。



オオクワガタ(血統色々)

  7ペアから82頭の幼虫孵化→

      63頭の成虫、5頭の蛹、2頭の幼虫

  ♂∶21頭 体長60.0〜74.0mm

  ♀∶42頭 体長38.0〜51.0mm

YG血統、津山、綾上、中原、国産(カインズで購)などを飼育しているのですが、管理のことを考えますと、それぞれの血統が途絶えたら、国産オオクワとして、飼育を継続していこうと考えています。



本土ヒラタクワガタ(あかがね血統)

  2ペアから50頭の幼虫孵化→

      38頭の成虫、5頭の幼虫

  ♂∶21頭 体長53.0〜71.0mm

  ♀∶42頭 体長34.0〜44.0mm

大型になると噂のあかがね血統ですが、交雑疑惑が絶えないようです。羽化した個体に、外国産の特徴は見られないので、問題ないとは思いますが、素人の同定です。最大の1ペアは残しますが、それ以外をどうしようか迷っています。やむを得ない場合は、殺処分も考えています。



ツシマヒラタクワガタ

  6ペアから123頭の幼虫孵化→

      86頭の成虫、1頭の蛹、5頭の幼虫

  ♂∶32頭 体長59.0〜74.0mm

  ♀∶42頭 体長29.0〜41.0mm

野生では、日本最大のクワガタと言われています。6ペアも産卵セットを組んだことも駄目ですが、追い打ちをかけそれぞれのペアが爆産してしまいました。おかげで資金的問題により、安価な菌糸ビンとマットでの飼育を余儀なくされました。皮肉にも74.0mmの個体は、800mlのマット1本で羽化してきました。高価な菌糸ビンであれば、80mm超を狙えたかもしれません。


アマミシカクワガタ

  1ペアから36頭の幼虫孵化→33頭の成虫

  ♂∶16頭 体長37.5〜46.0mm

  ♀∶17頭 体長28.5〜31.0mm

奄美大島に生息し、日本で唯一のシカクワガタです。また2013年から採集禁止になっています。飼育されいるのは、それ以前に採集された個体からの累代個体となります。事前に調べた結果、アマミシカクワガタはマット飼育のほうが大型になるということだったので、すべて430mlのプリンカッブでマット飼育しました。結果良好で、ほとんどが40mmオーバーでした。また1ペアから33頭の羽化は超爆産と言っていいいでしょう。


今、頭を抱えているのは、余品問題です。どのクワガタもせいぜい3ペアの種親としてのキープで十分だと思います。ざっと70ペア以上が余品となります。譲り先もあるのですが、それでも50ペアは余りそうです。


放虫はもっての外です。辛い選択ですが、殺処分も考えないといけません。