いま、病室で
食べ物の話で盛り上がっている。

私たちが、小学生の頃の太巻きには
必ずさくらでんぶが入っていたとか
それが転じて
私はかんぴょう巻きが好きだとか
いなりがいいとか
まー、盛り上がる盛り上がる。

それから大福の話になって
大福は草餅に限る。なんて。

そうしたら、それを面会に来られた
ご主人が老齢のお母さんに話ところ
「それなら、私が腕を振るおう」
と言うことになり
よもぎを処理するところから
始められたらしい。

それが今日届いた。そして頂いた。
よもぎがたっぷり練り込まれていて
濃い緑色が香しい香りを放っていた。

ただ、残念なことに
私はステロイドの服用で
血糖値がチェックされている。
食事以外に間食など一切摂らないのに
昼食前の血糖値が高くなっている。
草餅を食べれば、血糖値が高くなるのは
目に見える。

ところが、ステロイドも
昼食後の服用で終了する。
血糖値の計測も夕食前で終わる。

草餅は、夕食後のデザートにとってある。
おばあちゃんの手作り草餅を
食べるのが、いまから楽しみにしている。





2、3日前から
パスカルの「パンセ」を読み始めている。

読むきっかけは
渡辺昇一著「知的余生の方法」で
紹介されていたのと
IQ 指数が188という大田青年が
愛読書にしていると語っていたので
どんな内容なのかと興味をそそられたからだ。

届いた本は700ページにのぼる
分厚い文庫本。

さっそく中を開くと
目次は硬い表現で羅列され
早くも引いてしまったが
1章目の一行目のフレーズに惹かれた。

「幾何学の精神と繊細の精神の違い」と
(翻訳ではあるけれど)
冒頭から意味深な言葉が投げ掛けられていた。
読み進むうちに、あまりにも表現が
抽象的すぎてイメージがわかない。
持ち合わせた想像力を総動員してみるが
私の想像力のキャパシティに限界があり
難解極まった。

それでも、読み進めてみたいという
魅力がある。

翻訳ではあるが
一見、平易な言葉も気に入っている。

いつ読み終えられるか、わからないが

しばらくは「パンセ」と
つきあってみようと思う。



今朝、窓辺から見た桜。
咲き揃うとは言えないけれど
目の保養にはなる。
青々とした山の稜線も清々しい。

今日も、元気に過ごそう❗