2-6。得点は4点差となってしまった。
しかしまだ負けた訳じゃない。
6回表の我々の攻撃。先頭は5番のハマからである。
相手投手もかなり疲れている。ハマはじっくり見ていき四球を選び出塁した。6番ニシモは死球で出塁。7番チンパンが外角の速球に見事にあわせ中堅前に安打を放ち、無死満塁となった。
勝利の女神はまだまだ見捨てちゃいない。一気にたたみかけるんだ!
8番はツバキ。フルカウントまで粘るが惜しくも三振で倒れた。次は私の番である。
ここは初球から打ちに行こうと決めていた。
その初球、真ん中低めに入ってきた、思い切り打ちに行くが、打球は後ろに飛びファール。
相手も疲れているが、必死の投球である。2球目もファール。そして渾身の3球目、ボールは外角いっぱいに入ってくる。
追い込まれてからのくさい球だ、必死にバットに当てに行く・・・・・・しかし惜しくもバットは届かず、三振となってしまった。
無死満塁から2者連続三振とは、、、、、何とも情けない。
1番に返り、ヒデキが四球を選んで1点返した。
点差は3点。まだまだいける!最後まであきらめることなく、みんな必死に立ち向かった。
しかしその裏3者連続安打を打たれ、1点取られてしまい得点は3-7の4点差。
泣いても笑っても、次の回が最後である。
最終回の我々の攻撃。相手チームも投手を代えてきた。これが凶と出るか、吉と出るか。
先頭3番のリョウタ。球筋をじっくり見極め、フルカウントから好選球で四球を選び出塁。4番のノリが四球でさらに出塁。
無死1・2塁である。5番ハマが3塁ゴロを打ち、その間にそれぞれ進塁する。6番はニシモ、第2打席で安打を放っている。2S1Bと追い込まれた4球目、思いっきり振り抜いたが、打球は1塁フライとなってしまった。
次は7番のチンパン。最後の打者となってしまうのか。しかし、チンパンも踏ん張った。
1S1Bからファールで粘りに粘って8球目。渾身のストレートにチンパンもフルスイングで応えた。
しかし打球は無残にも三塁頭上に高く舞い上がった。
三塁手がしっかりと確保する。
「アウトっ!ゲームセット!」
決勝の舞台は遠かった。悔し涙がこぼれそうになった。しかしここで泣くわけにはいかない。まだ終わった訳じゃないのだ、このまま負けて帰るわけにはいかないのだ。
こうなれば3位入賞だ!ぐっと涙をこらえ、次の試合に備えること、主将としてみんなを引っ張っていかなければいけない。
試合もさることながら、まだまだ主将としての仕事は終わっちゃいない。
しかし、私も、そしてみんなもこの暑さと疲労で心身ともにボロボロになっていた。
総力戦、消耗戦・・・・・そして気力戦。気持ちが切れた方が負けだ。
いつまでも悔やんではいられない。いよいよ正真正銘の最後の試合に挑む。