東京への出発当日がやってきた、、、が、今日は大阪へ出張である。仕事が終了後、自宅に帰り荷物を持って東京に行かなければならない。あぁ、時間がない。

そんなことを言っていられない、仕事を終え、そそくさと京都の自宅に向かう。

自転車で大急ぎで自宅に帰り、汗だくの体をさっとシャワーで洗い流す。

最寄り駅までバスで行こうと思っていたが、時間がないので妻に送ってもらうことにした。

快く引き受けてくれた。

自宅を出る直前、妻が子供に「お父さん、がんばれ!って言ってあげて。」と語りかけた。

子供たちは私に向かって「お父さん!がんばれぇ!」と大きな声でエールを送ってくれた。何よりも心強かった。

車に乗り込み最寄り駅に着いた。降りようとする私に妻は「がんばってきぃな。でも、ほどほどになぁ・・・・。」と声をかけてくれた。それ以上、なんと言葉をかければよいのか妻自身も迷っていたのかもしれない。妻の顔は何とも緊張した面持ちだった。

去年の落ち込みよう、そのあとの私の取り組みを最も近いところで、じっと静かに見守ってくれた。また時には誰にもいえない主将としての愚痴も聞いてくれたこともあった。

私はその言葉をしっかりと受け止め、まっすぐ妻の目を見て「おぅ。」とだけ言い、車から降りた。妻の精一杯の心遣いがたまらなくうれしく、愛おしかった。


京都駅に着くと、それぞれ集合していた。

中には家に帰る時間がなかったため、京都駅で一杯引っかけながら時間をつぶしていた者もあった。上機嫌だった。

しかし、みんなそれぞれ東京に何をしに行くのかと言うことがわかっていた。そう、「勝ち」に行くのだ。

新幹線の中では寝ている者、しゃべっている者、本を読んでいる者、それぞれ自由な時間を過ごした。

東京に着いて築地にある定宿にタクシーで向かう。到着すると正門の前で私たちを出迎えてくれる人があった。

それは静岡のいつも交流してくれるチームIの方だった。

転勤で、現在東京におられるのだ、わざわざ激励に訪れてくださった。誠に申し訳ない。

その後、各部屋に入った。私は、ナベさんとハマ・チンパンの4人部屋だった。

明日の試合に備え、早めの床につくことにした。

しかし、、、、、、ナベさんのいびきが予想以上にすごかった。言葉では表せないくらいである。

次の日、目を覚ますとハマとチンパンがぐったりしている。理由を聞くとナベさんのいびきで寝られなかったらしい。ハマなどは1時間しかねていないという。なんと言葉をかければよいのか・・・・・。

私は出張の疲れのせいか、何度か目が覚めたもののそんなにひどくはなかった。ご愁傷さまである。

時間がないので、さっさと起き、みんなで築地市場でご飯を食べにいった。

集合時間の8時15分になった。心は一つ。いざっ!戦いの舞台へ!

いよいよ、おっさん達の甲子園が幕を開けた!