ひょっとして笑ってたのも俺なのかな?そうだったら、もう、何をしてもダメだな。。。。。
円陣を崩す時、本来なら声をかけて気合いを入れるのだが、私はあえてしなかった。と、言うよりやる気が失せていた。
これは、主将としては最悪の行為である。私の一時的な感情でチームを乱してしまう。本当にいけないことである。その後、深く反省した。
しかし、その直後、勝利の女神がほほえんだ、先頭1番のヒデキが倒れたものの2番のナベさんが、右翼線に見事な2塁打を放った。
ここでナベさんの技がでた。3塁に盗塁したのだ。それを見た捕手が投球を焦り悪送球となり、そのままナベさんが本塁に帰ってきた。同点だ。
5回。ノリの調子は鰻登りである。そうそう打たれない。簡単に3者凡退に打ち取った。ただ、その裏の我々もあっさり0点で終わってしまった。
6回もノリは完璧なピッチングで3者凡退で終了した。
その裏の攻撃。先頭1番のヒデキが中堅前に安打を放ち、2番ナベさんが四球を選び、無死1・2塁となった。
3番リョウタに期待が集まるが、惜しくも1塁ゴロとなってしまった。
続く打者は4番のノリ。ここで打たなきゃ4番じゃない!とばかりに初球を思い切りたたいた。
打球はジャストミートで中堅の頭を遙かに超える本塁打を放った。
勝ち越し3ラン本塁打である。
さすが、頼れる4番である。悔しいが、こいつにはかないそうにない。
最終回もノリの投球は冴え渡り、3者凡退できっちり終了した。
よしっ!まずは1勝である。
試合終了後、円陣を組み、監督からコメントがあった。
「まずは1勝。よく頑張った。勝ったんだから東京でもぜひ勝とうじゃないか。ご苦労さん。」
その後、私に向かって「次の試合は、お前とゴリのバッテリーでいくぞ。」と、そう言われた。
・・・・・わからない・・・・・・、数日前にゴリを捕手のポジションからはずそうとした人が、なぜ東京遠征を想定したこの試合で、私とゴリのバッテリーを使うのか?
以前の監督のポジションの報告なら、ゴリは右翼手で使うべきじゃないのか?果たして東京で私とゴリのバッテリーが実現するのか?何とも監督の考えていることは理解できなかった。
そもそも、ゴリの捕手外しが原因で私のテンションは下がったというのに、こんなことなら最初から捕手として、ゴリをエントリーして欲しかった。そうであれば、何の疑問も抱くことなく、今頃バリバリテンションで挑めたのに。
また、今日のこの試合には、今まで試合や練習に来たことのない選手も、K大学との交流試合と言うことでたくさんこられていた。
それはそれで非常にうれしいのだが、、、、監督はそれらの方をスタメンで使おうとしておられた。
そのうちの1人の部長に「お前もでるんやろ?」と聞いていた。その部長は「DHでええわ。」と遠慮され、そうおっしゃった。
それなのに、監督は守備でも起用し、東京では絶対あり得ないスタメンでの試合を始めた。
9人のうち、レギュラー格は、ハマ・ニシモ・ゴリの3人だけである。
今日は東京に向けての試合ではないのか?
ま、俺の登板自体もあるかどうかわからないが、何とも私としては理解しにくい選手起用であった。
そんなことを考え、腐りそうになる自分を必死で押さえている私は、トボトボとマウンドに向かっていた。