明くる朝、目が覚めると大急ぎで外を見た。

外は何とも言えないさわやかな風が漂う気持ちの良い晴れの日となっていた。

「奇跡だ!」そう思い、眠い眼をこすりつつ、なぜか嬉しくなり、ジャージに着替えて走ることにした。

i-podをつけ、最近のヒットソングを耳にしながら走っていた。

じわじわと体が温かくなり、さわやかな風があたると何とも言えない気持ち良さが体を通り抜ける。

大通りを越え、いつもの公園内に入った。

早朝だというのにちらほらと人の姿があった。

公園内にある野球場の横を走りながら、黒土のきれいに整備されているマウンドを眺めた。

ここは大学野球で使用される本格的な野球場であるだけあって、整備はしっかりされている。

そのまま、ゆっくり足を進める、そんな中、前方から体の締まった大きな男が走ってきた。

近づいてくるとどこかで見たことのある顔である。

「あれっ!?どこかで見たことあるぞ!?」

だんだんと近づくに連れ、その顔ははっきりとしてきた。

その人と目が合い、私はつばを呑んだ。。。。。

「藤川やん。」

そう、その人は阪神タイガースの藤川投手であった。

軽く会釈をし、すれ違った。

「なんで、藤川がこんなとこ走ってるねん。」何度も何度も考えた。

考えていても仕方ないので、もう一度歩みよって思い切って声をかけた。

「あのぉ~、すいません。」そう声をかけると藤川選手がこっちを向いた。

その瞬間、それは藤川選手ではなく、なぜか怒り狂った星野監督になっていた。

「えっ!?」そう考えるまもなく、星野監督がこうつぶやいた。

「今度東京で炎上したらゆるさんぞっ!」

な、なんで・・・・・・・・?

そう思った瞬間、目が覚めた。


外を見るまでもなく、シトシトと雨が降り注ぐ音がしていた。

なんという後味の悪い夢なのか・・・・・。

その上、こんなにも雨が降っていて、開催は9割方難しい状況である。

雨男の自分を恨んでも恨みきれない、そんな朝だった。