レースを終え、何とも言えない充実感に包まれた。

確かに疲れたが、それ以上にこの達成感は得難いものがある。


「これなんだな。。。。」


ふっとあの盲目のランナーを思い出した。

景色や相手とのデッドヒートの問題じゃない。

「自分」対「自分」の戦いにおいて、どうして勝つかが問題なんだ。

そう、感じることができた。

真っ暗闇を走っておられるかもしれない。しかし、その暗闇の中で自分の前を走っているもう一人のランナーがいるはずだ。

そしてそのランナーは自分なのだろう。そしてその姿は誰よりも鮮明に見えているのだと思う。

自分というランナーとデッドヒートを繰り広げ、勝とうと努力しておられるのだ。

そう気づいたとき、自分が思い、感じていたことが、いかに失礼で、未熟であったかを痛感し、情けない気持ちになってしまった。

辛くしんどい過程を乗り越えて、たどり着けるところにマラソンの本当の価値がある。

また、ひとつ大きくなれたような気がした。


着替えを終え、帰り支度をした。

その際、「豚汁券」をもらっていたことに気がつき、せっかくだからいただいて帰ることにした。

久御山町の方々が一生懸命炊き出しをしてくださっていた。

寒い中、これほど温まり、何とも言いようがないくらい美味しい食べ物はなかった。

ほんとうに美味しかった。


あの東京以来、ボロボロになりながら取り組んできた結果、こんな達成感や普通では考えることすらしない、多くのすばらしいこと得られた。

さてさて次は宇治川マラソンである。

距離は倍以上である。果たして無事に完走できるのだろうか?

そして倍以上の達成感・満足感を得られるのだろうか?

まだまだ自己鍛錬は続く。

気を抜くことなくがんばっていきたい。