ミルクのスチーミング | たくやのラテアートな日々

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ラテアートとフェレット。その他少々ブログ。

自分が今まで学んできたことや、経験してきたこと。



ラテを作る初心者にいつも教えているポイントを書いていきます。



個人的な考えも入ってますので、間違っていることはどしどしツッコミお願いします。



で、今回はミルクについてです(初心者でエスプレッソマシンがある人向け)


ミルクはフォームミルク(泡、というより空気を含んだミルク)とスチームミルク(空気を含まないミルク)に分かれます。


フォームミルクの、目に見えないほど小さい泡が


滑らかな舌触りを与え、味までまろやかにしてくれます。


見た目もですが、おいしいラテを目指しましょう。


ミルクの作り方は


鍋などで温めてから、ホイッパーで泡立てる方法もありますが


やったことがなく、わからないので


エスプレッソマシンのスチームを使った方法を説明します。


まず、ミルク用の容器「ミルクジャグ」(またはミルクピッチャー)必要です。

たくやのブログ-ミルクジャグ

慣れてきたらどんな容器からでもハートが描けたりしますが、


最初はミルクジャグ次第な所が大きいので必須です。


形状は様々ですが、注ぎ口がよりとんがってる方が書きやすいかと思います。


スチームするとミルクが膨れるので容量は余裕のある物にしましょう(1杯用なら300~400ml入るもの)


さて、ミルクジャグに冷たい牛乳を入れますが、


多少余るぐらいの量がオススメです。


ミルクをセットせずに、スチームを噴射して、水抜きするのを忘れずに。


スチームワンドもしくはスチームノズル(スチームの棒の事)の先端を液面に少し沈めて(泡立たないように)スチーム開始。


ノズルの先に、泡立ちを良くするアタッチメントがあったりしますが、


あわあわになってしまうので外した方がいいかも知れません(難易度は上がる)。


アタッチメントがある場合は先端より少し上にある穴が、液面より上か下かで泡立つか泡立たないか変わります。


スチームを開始したらすぐにノズル先端を液面すれすれまで持ち上げて、「チチチっ」と音のするポイントでジャグを固定します(泡立てる)。


スチームの威力にもよりますが、家庭用なら10秒ほど泡立てたら泡立て終了。


ノズル先端を少し沈めて泡立たないようにします。


この時に液面が一番暴れるポイントを探してください。


液面が暴れていれば、ミルク全体が撹拌され、細かな空気がミルク全体に行き渡ります。


ジャグ側面を支えつつ、体感で温度を測ります。


熱くて触れなくなったら60℃越えたぐらい(もちろん個人差アリ)なのでそろそろスチーム終了です。


ミルクは一般的に70℃以下が適性と言われています。


スチームを終了したら、ノズルを拭き上げるのと、空だししてノズル内のミルクを押し出しましょう。


空気を含んだミルクは、放置するとすぐに空気が浮いてきて、表面が泡で固まります。


よくジャグを回して空気を全体に馴染ませます。


表面がてかてかに光って、とろみのある液体の固さならOK。
たくやのブログ-スチーム後のミルク

少しでも表面に山が出来てたりすると固すぎです。よーく回してください。


表面の大きな泡は、ジャグを台に打ち付けて消します。


打ち付けるのと回すのをしっかりすれば、泡の量に関係なくラテアートできます。

たくやのブログ-泡の荒いハート
このハートはラテアート始めた初期の、泡が荒いものです。


このミルクのスチーミングがラテアートの完成度に大きく影響しますし、


何より味に大きな影響があるのでしっかり練習してみてください。