R-birhの革ジャン−6− | R-birth blog -search your ''R''-

R-birhの革ジャン−6−

皆様にお付き合いいただきました、このblogもいよいよ大詰め。

 

前回は大元にしたビンテージUSモデルからの問題点であった修正についてお話でした。

https://ameblo.jp/r-birth/entry-12631023704.html

 

 

今回の最終回はいよいよ今回の革ジャン全貌、そこでR-birthならではな新規ギミックと、その生産地についてお話いたしましょう。

 

まずは生産地。R-birthで生産するには安価な海外生産なんてできるわけがない。

しかも今回は革ジャン。いつもの布素材の縫製屋さんでは縫えないんです。

求めたのはまさに専門職人のいる皮革衣類専門工場。

 

ペラペラでない上質なレザーを使用したいし、R-birthオリジナルギミック、今回のこだわり抜いたサイズ修正、そして普段はこちらで揃えるけど、今回はバックルやジッパーといった各パーツの手配まで相談できる工場は国内にないものか。いや、もちろん、あるにはあるでしょう。

でも現地に赴いてこの思いは直接伝え場が欲しかった。だいたいR-birhtの場合は極力そうしてるんです、現地の工場まで足を運び、職人さんと直接お会いして僕の要望と思いを伝えたい。メールのみの連絡でチャチャっとじゃない、そういうものが最後のワンクオリティにつながると思ってます。

 

そんなこんなで、生産工場を模索している中、僕の手持ちの革ジャンの中に国産の革ジャンがありまして。あの界隈では当時カリスマ的人気を誇ったPUNKブランドのやつなんですが、今でも覇気をもった大事な革ジャンコレクションの一着。そろそろオイルアップしなきゃなーとごそごそポケットあたりをチェックしていると、、

 

image

 

洗濯表示がでてきまして、まあ隠してますがここにブランド名のほかに、なんとまあ生産工場が記されていたんです。おおお、ここと同じ革ジャン工場なら、と一番くらいの希望にたどり着きました。なんたる運命。

でもこの革ジャン自体は15年くらい前のものだし、、とネット検索するとまだまだ現役、といったら大変失礼な話で、昨今は年間コレクション発表してるような世界的ハイブランドのレザーウェアも手掛けておられるような国内随一なライダース製造工場でした。とくに今回のような-革ジャン-は得意中の得意な案件だそう。

 

よし、ちょっと遠いけどお土産持って伺わせていただきましょう!

そしていつものKnightsのRYOくんとお伺いした関東は某県某所。

 

こんな感じでものすっごい大量の皮革ストックが!

見せられないけど縫製の終わった有名ブランドの革ジャンがずらっと並んでおりました。

 

ここのお部屋でこちらの社長と担当の方と会議させていただき、今回のアイデアの全項目を相談、無事にクリアできるようになりました!

…国内でも数ある皮革工場、どこでも良かったわけじゃない。かつて僕が憧れた国産革ジャンを作っていたここにお願いすること、これほど安心かつ、頼もしいことはない。R-birthサイドからすればどんなにすごい工場より、考えられる第1位な生産地点だったんです。

 

素晴らしい生産地とベストマッチ。

 

そして打ち合わせを重ね、トワレサンプルが届き、何度かの修正に苦労しつつ、

 

とうとう完成した長年の夢だった《R-birth オリジナル革ジャン》、命名leather jacket ''Howling At The Moon'' がこちら!

 

 

 

上質なカウハイドレザーを使用し、腕周り、着丈などを現代版にリサイジング。

そしてエリなどの縫製パターン、バックルやジッパーなどの付属金具などは60s オリジナルUSタイプライダースに極力近いものを使用。

 

ジッパーについてはYKK刻印の現行ものなんて考えられない。袖口部分の扇状スライダー(引き手)やフロントのデカスライダーはオリジナルになぞらえてWALDES社別注ジッパー。

 

エリなどのボタンホックは安易にロゴ刻印などはやめてあえてここも60s オリジナルになぞらえてフラットなパーツを採用。ロゴ刻印もやろうと思えばできるけど、ここが重要なんです。通な人はわざわざロゴ入りがイヤでフラットに変えたりしてるんです。

 

そして腰ベルト部分のオリジナルと同型の八角バックル。

これが手に入らなければこの革ジャン企画自体、諦めたであろう本当にこだわったパーツ。この工場さんのネットワークでやっと見つけました。。

 

昨夜、森健くんにさっと撮ってもらった僕の着用ですが、

 

 

 

僕が身長170cm体重62kgくらいでSサイズを着用。

前述BLOGの往年のUSタイプ着用アーティストたちの尖ったディテールはそのままに、着丈や腕周りの太さを修正したジャストサイジング感が実感できると思います。

僕の好きなスタイルはやっぱりだるだるの革ジャンより、ちょいキツいジャストくらいがカッコ良い。ファッションは我慢なのです笑 といってもかなりタイトめなんでゆとりをもって着たい人や、中にセーター、スウェットを着たい人は1サイズ上を選んでも良いですね。

 

そしていよいよR-birth革ジャンのオリジナル新規要素を初紹介。

 

 

分かりやすいように写真にコントラストをかけておりますが、それでもわかるかな。

この革ジャン、実は微妙に違う2種類の高級ブラックレザーが使用されいます。

 

まず、常に露出するメイン部分には通常の革ジャンと変わらず、リアルレザー特有の艶めかしい光沢のある高級カウハイドレザーを。

 

そして、、

1,上エリ裏、 2,ラペル(フロントジッパーを閉めると隠れる右見頃のジッパー内風防部分)、3,両袖口ジッパー内、4,前面スラッシュポケット3つのジッパーを開けて見える内部の革(ジッパー脇の玉フチ部分ではありません)5,エポーレット(肩章)裏

の各部分にメイン部レザーに比べてややマットな染仕様ブラックレザーを採用。

 

つまり、ジッパー各種を閉めて着用する場合にはこのマットレザー部分は一切露出せず、通常の革ジャンと全く同じです。

 

が、上エリを立ててジッパーを開いて着用する時にはじめてブラック2色のコントラストが現れます。分かりやすく言うとこのユニコーンガンダムのデストロイモードみたいな。

 

とはいってもこのように分かりやすいように加工した写真をみてもらっても、それでもあまりわからない程度、微妙な差しかない2種のブラックレザーなので、いかにもといった下品なバイカラーなどには決してならないように配慮しておりますのでご安心を。

この2種のブラックレザーの色味差は長年の着用でそれぞれの革の経年変化により少しずつ現れるでしょう。長年愛用していただき、唯一無二のあなただけの革ジャンに育て上げてください。

 

そしてほかにもこだわったポイントを紹介。

 

まず裏地のブラックキルティング。

これは付属屋のありものではなく、60sビンテージの革ジャンと同型のダイヤ型になるようにR-birthでオリジナルキルティング裏地を開発。

 

そしてオリジナルにはない、左見頃に内ポケット、さらにその下の腹部裏に布ポケットといった2種のポケットを配置。表のポケットはシルエットをこわすのでそんなに大きなものは入れないようにしたとしても、この2つのポケットのおかげでタバコ、スマホ、腹部布ポケットには缶ビール(ギターウルフのセイジさんはそうするらしい)なんかをしまうには収納力抜群です。

 

そして拡大。

 

襟下の通常のR-birth YSC!レーベルネームとは別に、さらに今回のライダースプロジェクトにぴったりのS/SでKENTOOさんが描いてくれたBLITZ KRIEG GIRLSオリジナルコンセプトネームを配置。

このネームはかなりサイズが小さく印刷はかなり困難で苦労しました。。普段は日本酒のラベルなどを作成している国内老舗印刷会社のおかげで実現。

 

 

あ、そしてこのコインポケットの蓋の裏にもちょっとした工夫があります。

書くようなことでもないので、ぜひ手に入れた方はこの蓋をめくってみてください。

 

そして60sなどのUSオリジナル革ジャンには左右のエポーレットに1発ずつ付属する10本足スタースタッズ。これと全く同じものがおまけで2個付属します。

これが最初から打ってないのは鋲なしが良い人のための配慮ですが、オリジナルの雰囲気が欲しいかたはぜひ。

打ちたい方は鋲の10本の足をレザーにかるく押し当てて、その足の跡に沿って小さめのキリなどで足が入る程度の小さな穴を開け、足を通しきったら曲げてください。簡単にできます。

 

そして苦心の上で出来上がったサンプルをまずは地元のKnightsたちにサンプルを試着をしてもらいましたー!

 

イケメンシルバー職人、DRIVE亦野氏。彼のシルバーショップ、DRED LINEにて。

そう、いつもR-birthのヘルムくんペンダントやホースシューリング、IDブレスといったシルバーアクセサリーを作ってもらってる方ですね!この革ジャンBLOGを熱心に読んでいてくださり、先日ご試着いただきました。僕とそんな身長体重が変わらないのでサンプルSを着用。インナーになにか着たい場合はもう1サイズ上もありかもです。ご予約ありがとうございます!

 

そして、ラフィンノーズのライヴによくいくPUNK友達の篠崎さん。

 

アナーキーシャツを着てきて試着の準備万全です。

とりあえずサンプルSサイズ着用してますが、彼は身長高めな180cm弱くらいで細いけど身長のある羨ましいPUNKS体系なのでMサイズをご予約いただきました。

まあSサイズでもジッパー閉まってたんでタイトも良さげでしたが、やはりインナーを気にしてとのこと。

 

ではまとめます。

R-birth leather jacket ''Howling At The Moon''

Sサイズ

胸囲98cm 着丈60,5cm 肩幅43,5cm 袖丈60cm 袖口幅12cm

 

Mサイズ

胸囲103cm 着丈62cm 肩幅45,5cm 袖丈62cm 袖口幅12.5cm

 

Lサイズ

胸囲108cm 着丈63.5cm 肩幅4 7,5cm 袖丈63.5cm 袖口幅13cm

 

※天然皮革素材ですので縫製時に伸縮があるので、どうしても1着1着に若干の多少のズレが出ます。予めご了承ください。

 

表地:カウレザー、クローム(BK)カウレザー

裏地:R-birthオリジナルブラックキルティング(ポリエステル100%)

各位置ジッパー/WALDES別注ジッパー仕様

 

オリジナル同型スタースタッズ2つがノベルティで付属。

 

そしてきになる発売日と値段について。

 

発売/12月上旬〜中旬予定。

予約販売開始について

この革ジャンの詳細解説のために、開催する

10/18(日) 21時からのR-birth インスタグラムライヴ終了時からご予約開始いたします。生産数がいつもに比べてさらに極端に少ないのでご予約の方優先になりますがご了承ください。各サイズ1桁くらいしか作れないと思います。

そして販売価格はこのインスタグラムライヴにて発表

もったいぶらせるつもりはないのですが、現在経費計算中で、そりゃこんだけこだわった国産オリジナル革ジャンですし、でもR-birth20周年ですし...。

 

この10/18のインスタライブでは、オリジナル60sビンテージ革ジャンと今回の ''Howling At The Moon''を比べて映像で徹底解説いたします。

以下のR-birthアカウントをフォローしてお待ちください。

R-birth インスタグラム

https://www.instagram.com/r.birth/

 

 

R-birthの革ジャン、いよいよ発売いたします。

ここまでの長い連載にお付き合いいただいた皆様本当にありがとうございます。

 

では10/18(日)21時からのインスタライブをお見逃しなく!