おはようございます。
ベイトリールの軸受けベアリングをフルセラミックベアリング化しています。
オイルレスで使用できることにより、物凄い回転をします。
ベアリングチェッカーで通常のベアリングと比較してみると明らかに違います。
一部のリールに導入済みで実釣しましたが、非常にレスポンスが良くて飛距離も伸びています。
特に軽いルアーやワームをキャストするベイトフィネスの釣りには非常に効果的だと思います。
ベイトリールのパーミングカップ側、スプール側の両方を交換することが非常に効果的です。
片方だけだと、回転がスポイルされてしまい、フルセラミックベアリングの効果がフルに出せません。
ほとんどのリールは両方交換できるのですが、ダブルボールベアリングを搭載したKTFのタイプ2と呼ばれるスプールはマッチするベアリングがなく、パーミングカップ側のみ交換をしていました。
仕方がないので、純正スプール、中国製スプールに交換して両サイドフルセラミックベアリングに交換しました。
確かにいいのですが、やはりKTFスプールでフルセラミックベアリングにしたいです。
インターネットに通常のステンレスベアリングでダブルボールベアリングを作るネット記事が上がっていました。
そうだ、フルセラミックベアリングでダブルボールベアリングを作ればいいんだ。
私は合うサイズのベアリングをアリエクスプレスさんで探したところ見つけました。
早速注文しました。
そして到着、ダブルボールベアリングをフルセラミックベアリングを使って作ってみました。
■これならばKTFスプールにもフルセラミックベアリングを導入できる
こちらがKTFの28ミリバージョン2スプールです。
扱いやすいスプールです。
ご覧の様にダブルボールベアリングが標準で付いています。
純正スプールのベアリングは厚さが4ミリ、ダブルボールベアリングは3ミリで1ミリ薄いです。
このスプールはダブルボールベアリングにあわせて作ってあるので、3ミリの厚さで10ミリ幅のベアリングが必要です。
しかし3ミリ厚の10ミリ幅のベアリングは規格になく、フルセラミックベアリングにすることが出来ません。
ダブルボールベアリングを自作する記事を読んで、フルセラミックベアリングで作ることを思いつきました。
そうすればKTFスプールにフルセラミックベアリングを入れて使うことが出来ます。
こちらが用意したフルセラミックベアリング二つです。
これを合体させてダブルボールベアリングにします。
小さい方を平らな所に置いて、大きい方を押し込みます。
小さい方の外径と大きい方の内径は同じです。
ぴったりはまりました。
これでフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングが完成です。
■スプールに装着していこう
ベアリングリムーバーでスプールからピンを抜きます。
毎回怖い作業ですね。
フルセラミックベアリングのダブルボールベアリングを差し込むと、内側のベアリングが外れてしまいました。
ステンレスのベアリングだとしっかりはまるみたいですが、セラミックだと滑るのですかね。
仕方ないので、エポキシで接着することにしました。
薄く塗って、ベアリングを固定することにしました。
接着しました。
KTFスプールはスティーズエア用、アルファスエア用と二つあるので、二つ作りました。
エポキシが乾いたので、スプールに取り付けました。
今度は取れないようです。
リールにスプールをセットしてみました。
これはダイワさんのスティーズエアです。
ハンドルを回すと問題なく回転します。
クラッチを切って、スプールを指ではじくといい感じで回転します。
あとは実際に使ってみてどうかですね。
純正スプールにもフルセラミックベアリングを付けていますので、比較してみましょう。
もう一つのスプールにもフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングを装着しました。
これでスティーズエアとアルファスエアを同時に使うことが出来ます。
このダブルボールベアリングというシステム、画期的です。
大きめのベアリングじゃないと出来ませんが、シマノさんのリールでもダブルボールベアリングが使えるといいんですけどね。
■いや、パーミングカップ側もダブルボールベアリングにしたら?
ふと思いました。
パーミングカップ側もフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングにしたら、もっと回転するのではないでしょうか。
1つのKTFスプールからフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングを外しました。
KTFさんから通常のダブルボールベアリングを買ったときに付いてきたOリングを探し出しました。
普通のベアリングは4ミリ、ダブルボールベアリングは3ミリです。
1ミリの厚みを調整するためにOリングを入れます。
もったいないですが、一度入れたフルセラミックベアリングを取り出しました。
これでもかなりの回転なんですけどね。
そしてフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングをセットしました。
留めのピンで抜けないようにします。
パーミングカップをセットしました。
ちゃんと閉まります。
ブレーキをゼロにしてスプールを指ではじくと、物凄く回ります。
純正スプール+フルセラミックベアリング、KTFスプール+フルセラミックベアリングと比較してみました。
明らかにKTFスプールのフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングが一番回ります。
これは凄いレスポンスですね。
やはりダブルボールベアリング化すると回転が良くなるようです。
通常のダブルボールベアリングも回転はいいです。
フルセラミックベアリングのダブルボールベアリング、どうでしょうか。
異様に回転するフルセラミックベアリングですから、ダブルボールベアリングにして更に凄いかもしれません。
KTFスプールに取り付けられたのは良かったです。
やはりKTFスプールはいいレスポンスですし、安定感もあります。
エポキシで接着しましたが、剥がれないか心配です。
エポキシは熱に弱いので、高回転するベアリングは熱を持ちますので気になります。
■スティーズCT、アルファスエア用KTFスプールにもフルセラミックベアリングのダブルボールベアリング
スティーズCT、アルファスエア用のKTFスプールにもフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングを導入することにしました。
Oリングを使えば、スティーズCTにもダブルボールベアリングを採用出来ます。
ベアリングを6個、ダブルボールベアリングを3つ作れます。
大きいベアリングの内径が小さいベアリングの内径とおなじなので、ぴったりはまります。
スティーズCTにはタイプ1のKTFスプールが入っています。
Oリングを入れて、ダブルボールベアリングを導入したいと思います。
アルファスエア用のKTFスプールです。
IXAのダブルボールベアリングがついています。
こちらもフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングに交換しましょう。
やはりダブルボールベアリングは効果ありますね。
ダブルボールベアリングを作って行きます。
フルセラミックベアリングを二つ用意します。
小さい方のベアリングに大きい方のベアリングを重ねます。
まっすぐ差し込みます。
グッと押し込みます。
きついけど入ります。
ダブルボールベアリングが完成しました。
フルセラミックなので、ベアリングチェッカーで回すと凄く回ります。
そして3つ作りました。
リールに導入していきましょう。
まずはダイワさんのスティーズCTに導入します。
一旦、フルセラミックベアリング化しましたが、ダブルボールベアリングのフルセラミックベアリングにします。
パーミングカップを外して、スプールも外しました。
フルセラミックベアリングが見えますね。
パーミングカップの方を交換します。
まずは入っているフルセラミックベアリングを外します。
ダブルボールベアリングと並べてみました。
厚み以外は同じ寸法です。
厚みを合わせるために、1ミリのOリングを入れてから、ダブルボールベアリングを入れます。
KTFさんのベアリングもOリングを入れる様になっています。
そしてパーミングカップにセットしました。
ダブルボールベアリング化出来ました。
続いてスプールのベアリングもダブルボールベアリングにします。
ちょっと入れたフルセラミックベアリングがもったいないですが、やってみましょう。
ベアリングリムーバーでピンを抜きます。
ベアリングが外れます。
タイプ1なので、厚みが4ミリを想定して作られています。
ベアリングの厚みは3ミリなので、厚さを調整するために小さい暑さ1ミリのOリングを用意しました。
ベアリングをセットしてピンを戻して完了です。
これでダブルボールベアリング化出来ました。
スプールをセットして、パーミングカップを取り付けました。
ハンドルを回してみたところ、問題なく回ります。
クラッチを切ってスプールを指ではじくと、物凄く回転します。
ダブルボールベアリングの効果はあるのではないでしょうか。
アルファスエアのKTFスプールもやっていきましょう。
スティーズエアのスプールで実証済みなので、効果は間違いなくあります。
ベアリングリムーバーでピンを抜いて、IXAのダブルボールベアリングを外しました。
このSLPワークスさんのベアリングリムーバー、なかなかいいですね。
そしてフルセラミックベアリングのダブルボールベアリングに交換しました。
こちらはタイプ2のスプールなので、Oリングは不要です。
アルファスで試したいのですが、現在中国製の軽量スプールが付いていて、検証待ちです。
このスプールの検証が終わったら、試してみましょう。
■純正スプールもフルセラミックベアリングでダブルボールベアリング化
スティーズエアの純正スプールです。
こちらも軽量で使えるスプールです。
せっかくなので、こちらもダブルボールベアリング化しておきましょう。
フルセラミックベアリングでもちろん作ります。
アリエクスプレスさんからベアリングが届きました。
ダブルボールベアリングにしていきましょう。
小さいベアリングに大きいベアリングを乗せます。
そしてまっすぐ押し込むだけで完成です。
キツキツなので、外れる事はないです。
純正スプールは下駄をはかせて、小さいベアリングが付いています。
取り外していきましょう。
ベアリングリムーバーでピンを抜きました。
このSLPワークスさんのベアリングリムーバー、最近購入したのですが使いやすいです。
完全にダイワ専用です。
ダイワ系リールのピンを抜くのはこれで間違いないです。
そしてベアリングを外しました。
サイズは同じですね。
ダブルボールベアリングは厚みが1ミリ薄いです。
Oリングを入れました。
しかし後でわかったのですが、スプールが締め付けられてしまって回転がスポイルされてしまいました。
結局、Oリングを抜いてセットしました。
スプールにセットしました。
効果はどうでしょうか。
そしてリール本体にセットして完了です。
純正スプールのパフォーマンスはどうでしょうか。
しかしまずはKTFスプールの方を検証していきます。
その後に純正スプールを使ってみます。
純正スプール、アルファスエアとスティーズエアの2つがあるはずなのですが、1つ見当たりません。
探してダブルボールベアリング化したいと思います。
■ダブルボールベアリング、効果はどうでしょうか
成功すれば、バス釣り、釣り堀、渓流釣り、様々な釣りに対応出来ます。
やはりベイトフィネスに適しており、ロッドも合わせたい所です。
最高のパフォーマンスを期待します。
フルセラミックベアリングのダブルボールベアリング、どうでしょうか?
それではまた。




















































