おはようございます(^-^)

 

私のブログタイトル「フィネスな毎日」はその通りなのですが、繊細な釣りというかセコ釣りが好きでこのタイトルにしました。

ちょっとカッコよくつけすぎたなあと思います(笑)

 

基本は村上晴彦さんのセコ釣りが私の釣りの原点です。

今の村上晴彦さんは進化して、セコ釣りはしなくなりました。

でも今の村上晴彦さんも魅力的、でも私をルアーフィッシングの世界にどっぷりとつからせるきっかけをくれたのは、常吉リグ、根こリグのセコ釣りです。

 

そしてベイトタックルでスピニングみたいな釣りが出来ないか?と考える様になりました。

ベイトフィネスという言葉が出るかなり前からです。

 

色々なリールを試していきました。

その中の1つがダイワさんのリベルトピクシーでした。

 

トラウトでのベイトタックルの釣りでピクシーも使いたいです。

使わない大きな理由がありました。

 

■ライトラインを使うトラウトでは絶対に必要なドラグ

 

私の所持しているピクシーは04ピクシー、黄色いモデルです。

相当手が入っており、最前線で何故使わないのか?と感じる一台です。

思い入れも大きいリールなんですけどね。

 

 

 

 

私がエリアトラウトで使っているリールです。

ご覧の通り、全てシマノさんのリールとなっています。

 

別に私は「シマノ派」という訳ではありません。

結果的に私の要求を満たしているのがシマノリールだっただけです。

 

キャスト性能に関しては、ダイワリールもシマノリールに負けていません。

特にピクシーはコンパクトでパーミングもしやすいです。

 

何故、使わないのか、使えないのか?

それはドラグ性能の差です。

 

ベイトリールのドラグはスピニングリールの様にスムーズじゃないです。

しかしライトラインを使うエリアトラウト、釣り堀の釣りではある程度の性能が必要です。

 

バスフィッシングだと、指ドラグで対応をしてリールのドラグ性能を完全に使わない方も多いです。

正直、ベイトリールのドラグはあてにならないですからね。

 

しかし私はどんな太いラインを使う釣りでもガチドラグにはしません。

最終的にはドラグが滑る様に調整をします。

指ドラグでコントロールできるほど上手でもないですから、リールに助けてもらいます。

 

細いラインのエリアトラウトで指ドラグのみで対応は不可能と考えています。

スピニングリールレベルは求めませんが、ある程度スムーズに出てくれるものが必要と考えています。

 

ピクシーをエリアトラウトで使わない理由はドラグ、正直使い物にならないレベルです。

ダイワさんもエリアトラウトや渓流釣りでの使用を想定していなかったのですから仕方ないです。

黄色いピクシーを釣り堀でも使いたい、最後の望みでチューニングを決意しました。

 

■ドラグ以外は合格のピクシー

 

このピクシーは相当手が入っています。

スタードラグをPX68のオフセットハンドル対応のものに交換、ハンドルはスタジオコンポジットさんのカーボンハンドルに交換しています。

 

 

ウォームシャフトはPX68のハイスピードタイプ、レベルワインダーはTD-Zの縦長タイプに交換しています。

ライントラブル防止に役立っています。

 

 

スプールはPX68フィネススペシャルスプールが入っています。

ローターはアルミテープを貼り、ブレーキ力をアップしています。

 

考えられるチューニングはやりきっている感じです。

超ハイレベルとは言いませんが、かなりのレベルのキャストが可能です。

 

しかしドラグがどうにもなりません。

ピクシーの進化系、PX68の部品展開図を見ると、だいぶ強化されているようです。

 

ドラグをピクシーに移植することにしました。

最大ドラグも3キロから4キロにアップしますので、バスのベイトフィネスにも使えますね。

最悪トラウトで使えなくても、バスのベイトフィネスで使えればいいかなと思いやることにしました。

 

■部品の数が違うPX68のドラグ、今はギアも取り寄せ可能

 

そしてPX68のドラグを移植するために、パーツを取り寄せました。

黄色いピクシーとPX68ではギア比が違うので、メインギアの大きさも違うので交換する必要があります。

 

互換性はあるので、組み込めるのはわかっています。

しかし6.8のギアは修理対応品で取り寄せが出来ませんでした。

 

時代の進化でハイギア化も進んでいます。

6.8というギア比はもうハイギアではないとダイワさんは判断したのか、取り寄せが可能になっていました。

もう、ピクシーのハイギアチューンサービスもやってないのでしょうね。

 

■さあ、組み込んでいこう

 

作業は難しくありません。

ギア周りをPX68のものに交換するだけです。

まずはハンドル回りを外します。

 

 

そしてカバーを外します。

ねじ3本だけです。

 

 

ギア周りが見えてきました。

プラスチック製のギアですね。

軽さを優先したのか、この様な作りになっています。

 

 

ギアを分解するとこの様になっています。

ドラグワッシャーが1枚しかなく、ドラグ性能がよくないのがわかります。

とにかく立ち上がりが最悪、ライトラインだと滑り出す前に切れる場合があるでしょうね。

 

 

こちらはPX68のメインギアとピニオンギアです。

真鍮製に変わっており、ギア比も5.8から6.8になります。

ローギアのピクシーがいいというご意見もあるでしょうが、ドラグを優先します。

 

 

こちらがPX68のドラグパーツです。

部品数が全く違いますね。

 

カーボンワッシャーも3枚あり、もっとデリケートなドラグの滑り出しが期待できます。

最大ドラグもアップするので、バス釣り、エリアトラウト共に活躍が期待できます。

 

 

ドラグワッシャーにはドラググリスを塗ります。

出来る限り立ち上がりを重視したいです。

 

 

メインギアにパーツを組み込みました。

あとはリールにセットするだけです。

 

 

ギアにはギアのグリスを使います。

ダイワさんのギアはシマノさんの様にスムーズではないですが、グリスでだいぶ改善すると思います。

自転車のパーツを作っているシマノさんにギアでは勝てません。

 

 

そしてリールに組み込みました。

あとはカバーをかぶせるだけです。

 

 

カバーを付けてみたのですが、隙間があきます。

ちょっと厚いみたいですね。

 

 

最後にセットしているワッシャーがPX68のものだと厚くて入らないみたいです。

ピクシーのものに変更しました。

ネットで同じことをやっている方がいて、やはりワッシャーはピクシーのものを使っていました。

 

 

今度はぴったりカバーが付きました。

あとはハンドルとスプールを戻すだけ。

 

■生まれ変わったピクシーの完成

 

 

ハンドル回りを戻しました。

問題ないです。

 

 

そしてスプールをセット。

ベアリングも洗浄しました。

 

 

見た目は変わりませんが、ハイギア化がされてドラグがパワーアップしています。

6.8ぐらいのギア比は私は一番使いやすいと感じています。

 

バスのワームの釣りにもちょうどよく、巻きにも十分対応できます。

ほこりをかぶっていたピクシー、最前線に出られるでしょうか。

 

■ラインをまいてチェック、スムーズなドラグに生まれ変わったか?

 

ラインを巻いて、プレッソベイトロッドにセットしてみました。

ドラグを緩めて、ラインを引っ張ってみます。

 

純正の時よりはよくなりました。

しかし正直、シマノリールと比べるとスムーズにラインが出ませんね。

 

どこまで使えるか、釣り場でチェックしてみようと思います。

締めこんだ時の強さは明らかにアップしていますので、バス釣りでの使用は期待できます。

 

ハイギア化でバスのベイトフィネスにも対応できるリールになりました。

使っていきましょう。

 

トラウトでどこまでできるかは未知数、合格レベルになっているといいんですけどね。

ピクシー最終章、スティーズCTも出ましたが、このピクシーにも頑張ってほしいです。

 

幸せのキイロイピクシー、これでキイロイ神様釣れたら最高ですね。

遊び心のあるピクシー、古いリールですがここまでやったのですから活躍してほしいです。

 

それではまた(^-^)/