おはようございます(^-^)


ついに3月になり、渓流が解禁になりました。

渓流アングラーの皆様おめでとうございます。


多くの方が解禁日に釣行したと思いますが、天気が悪かったですね...

山の上だと雪の所もあったでしょうか。

でも解禁日は特別だと思います。

これから楽しんでいってください。


私はロッドを早く作らなくては...



前回はグリップ周りを組み立てて、エポキシで固定しました。

マスキングテープをはがしました。

シンプルでいい感じですね。


いよいよブランクをセットしていきます。

今回はジャストエースさんのエリア用のブランクを使用します。

渓流用は残念ながらないですね。



ご覧の様なセンターカット2ピースです。

5フィート10インチあります。

しかしロッドはもっと短く作ります。


これが今回購入したシリーズで一番短いモデルです。

これをカットして作ります。

エリアロッドも以前より長くなっていますよね。


ジョイント部分はインロー継ぎです。

カットするので、センターカットではなくなります。

渓流だとコンパクトに持ち運びたいのですが残念ながらどうにもなりませんね。



ブランクを作るとき芯にカーボンを巻いていきます。

その為、継ぎ目がありそこが最も反発力が強くなります。

写真の様に曲げながら回していくと、ぐるん、ぐるんと早く回る所があります。

そこがスパインと呼ばれる継ぎ目の部分です。


そこにガイドを乗せることにより、ロッドの反発力が強くなってルアーが飛ぶようになります。

また、魚とファイルとした時も反発力で魚を寄せやすくなります。




ロッドを継いで曲げてみました。

スローテーパーですね。

ライトアクションですが、エリア用なのでかなり柔らかい印象です。



ティップを1インチ(2.5センチ)カットして調整しました。



ご依頼者様からは私がロッドをアクションして床につかない長さとお聞きしています。

これは家にあった、鱒レンジャーっぽいロッドです。

長さは4フィート、これならば床に付きません。


ヘビーシンキングミノーを小刻みにアクションさせるのですが、市販のロッドは長すぎるそうです。

4フィート代でいいと言われて、短すぎるんじゃないのかな?と思っていましたけどせまい渓流ではこれぐらいのショートロッドもありなのかもしれませんね。

しかしもう少し長くてもいいかな?


とりあえず4フィートにあわせてみました。


これならば当たらないけど、もう少し長くてもいいかな。



先端をカットしてもまだ柔らかい感じがします。

ヘビーシンキングミノーをアクションさせるにはもう少し硬くてもいいかもしれません。



更に1センチカットしました。



長さも少し長くしました。



アクションをつけても床にぶつかりません。



ああ、これぐらいがいいかも。

これでいきます。

流れもあるのでこれぐらいの感じがいいと思います。



これだけカットする事になります。

もっと短いブランクあるといいのですけどね。



ロッドの長さをはかると130センチぐらい。

4フィート4インチですね。

これだけのショートロッドの渓流ベイトロッドは多分売ってないです。



そしてブランクをカットしました。


太さをパイプの内径に調整します。



そして差し込みました。

ちょうどいいですね。

まだ接着はしません。


ガイドの位置を出していきましょう。

必ずやるのはガイドの脚を削ること。

これをやらないとスレッドに隙間が空いてしまいます。

かなり削ったほうがいいですね。



ガイドをテープで仮止めしました。

7個用意しましたが、6個でいい感じです。


軽く曲げてみました。

柔らかいからもう一個ガイドを入れるか悩みました。

でも感度を求める様な釣りではないので6個で行くことにしました。

バスフィッシングのワームの釣り用ならば確実にもう一個入れていたと思います。



完成のイメージが見えてきました。



グリップにブランクを固定しましょう。

エポキシを混ぜます。



そしてブランクにエポキシを塗って差し込みました。

乾くまでテープで固定します。



さあ、ガイドをラッピングしていきましょう。

今回はゼロから作っているから早いですね。

ツーピースロッドなのでスレッド巻きもやりやすいです。

ワンピースは大変ですよね。


今回は黒一色であり、ガイドも6個と少ないです。

ブランクは細いですけど、チューブラーですからまだ楽な方だと思います。



1つ目です。

トルザイトだとやはり大きく感じますね。


2つ目です。



3個目です。

ここからシングルフットです。

KBガイドの4.5番。

今回はトルザイトで4.5サイズなので、極端に小さい感じはしませんね。



4個目です。

KTガイドの4.5番です。


5個めです。

これもKTガイドの4.5番。



そしてトップガイドです。

これもトルザイトの4.5番です。

KRコンセプトのセッティングとしました。


トラウトなど軽めのルアーをキャストするロッドはガイドは出来るだけ小さく軽くしたい。

でもPEラインだとリーダーの結び目で引っかかるのが気になる。

そんな悩みに役立つトルザイトリングは画期的かもしれませんね。



グリップのジョイント部分にもスレッドを巻きました。



ツーピースのジョイント部分にもスレッドを巻きました。

これにて完了です。

やはり早く終わりました。




ここまで来ました。

結果的にワンハーフジョイントみたいになりましたね。

ロッドのアクション的にはセンタージョイントよりもいいのではないでしょうか。


あとはエポキシでコーティングすれば完成となります。

もう少しですね。

やはり愛着がわいてきました(笑)

送るときは娘を嫁に出す気分でしょうか。


ものすごいショートロッドで、おもちゃの様な感じに思われるかもしれませんが、かなり本気ロッドです。

渓流で活躍してくれると嬉しいですね。


それではまた(^-^)/