こんばんは(^-^)


私のリールはほとんどがオフセットハンドルが装着されています。

しかし着いていないリールもあり、いつかは付けたいと思っているリールがあります。


フィネスな毎日


アルデバランです。

私のリールいじりはこのリールから始まりました。

4台購入して、1台はつむじさんの所へ嫁にいったので現在は3台所有しています。

しかし1台もオフセットハンドルは付いておらず、ノーマルハンドルです。


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今回オフセットハンドルを装着するのは7ギアの2号機です。

アベイルさんのスプールとヘッジホッグスタジオさんの初期モデルAirベアリングが入っています。


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用意したのはこちらです。


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今回装着するきっかけになったのはこちらのハンドルです。

タックルベリーさんで未使用品と思われる、ZPIさんのBFCハンドルを発見しました。


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アブ用ですが、安いので買う事にしました。

取り付ける方法もあります。

しかし、この判断が色々と狂わせてしまう事になるとは...


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オフセットハンドルを取り付けるので、スタードラグも交換する必要があります。

アベイルさんのオフセットハンドル対応のスタードラグを用意しました。

お店で買ったのですが、色はこの黒と紫しかありませんでした。

本当はシルバーが良かったのですが、まあ黒でもいいでしょう。


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ハンドルノブはあまってるやつを付ければいいだろうと思っていましたが、ハンドルはアブ用なのでダイワ系、シマノ系のノブは使えない事に気がつきました。

アブの軸は太いので入りません。

アブのハンドルノブはLTXのノーマルノブしかありません。

あのスポンジみたいなノブはどうしても馴染めないので、LTXもライトフィネスノブに交換しました。

正直、アブの太い軸に入るハンドルノブはZPIさんのライトフィネスノブしか選択肢が自分にはないです。

あくまでも個人的な考えですけど...


最近、ZPIさんから新型のライトフィネスノブが発売されました。

なのでこちらのプレミアムバージョンにしてみました。

前のモデルは思いっきりプラスチックな感じで、ちょっとすべる感じでした。

こちらは軽さはそのままで、滑りにくい加工がされています。


しかし...


高いな(´Д`)


前のライトフィネスノブもそうでしたが、更に高いです。

予想外の出費ですよ...


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装着前のリール総重量は158グラムです。

ノーマルのハンドルもそれなりに軽そうなので、軽量化はそれほど期待していません。

オフセットされる事が重要だと思っています。


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軸受けのベアリングも掃除しておきましょう。

あまりリールのメンテナンスをしないという方も、このベアリングの掃除ぐらいはやった方がいいです。

オイルを注すのも古いオイルとゴミを取り除かないと効果が発揮しません。

回転が良くなりすぎてバックラッシュすると言うのであれば、ブレーキをきつくすればいいのです。

スムーズに回転せずにバックラッシュする事がなくなるし、セッティングの幅も広がります。

出来るだけ詳しく写真も載せますので、ぜひチャレンジしてみてください。


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まずはパーミングカップ側です。

私のアルデバランはマグ化されているので、アベイルさんのマグネットブレーキユニットが入っています。

一旦マグユニットを外します。


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そうするとベアリングが見えてきます。

5角形の金具でとまっています。


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このように精密ドライバーなどでこじってはずします。

気をつけなくてはいけないのは、金具を飛ばさないようにする事です。

指で押さえながらやりましょう。

私も何度も飛ばしていますが、奇跡的に発見出来ています(笑)


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するとこのようにベアリングが外れます。


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反対側も外します。

シマノ系の場合、メカニカルブレーキノブの中にあります。


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ノブを外すとベアリングが見えてきます。

同じ様に金具でとまっているので、同じ様に外します。


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外れました。

ベイトリールのキャスティング性能はこの軸受けベアリングとスプールで決まります。

あとレベルワインドの距離や形状も関係しますが、こちらは基本的にどうにも出来ません。

スプールは交換が出来るし、ベアリングは常にきれいにしておいて回転がいいようにしておきたいです。

この二つを気にすれば、安い、高い、新しい、古いなんて関係ありません。


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ノーマルハンドルを外していきましょう。
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ナットゆるみ止めのファスナーを外しました。

ネジを外せば取れます。

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ナットをはずします。

10ミリのレンチで外れます。

リールに付いてくるものでも外せますね。

キズがつきやすいので、このように直接外すのはオススメできません(笑)

左ハンドルの場合は逆ネジになっていますので、時計回りに回します。

右ハンドルは通常のネジ山なので、反時計回りです。


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ハンドル、スタードラグが外れました。


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スタードラグに付いている部品を移植します。


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ベアリング同様にバネを外すと部品が取れます。

アベイルさんのスタードラグに移植しましょう。


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同じ様に取り付けるだけです。


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そして何も気がつかず、ノーマルのハンドルベアリング取り外しに入りました。

ハンドルノブのキャップを外す金具です。

無ければクリップを曲げて作れます。


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キャップの穴に曲がっている部分をこのように差し込んで、丸くなっている部分に指を入れて引っ張ります。


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キャップが取れると、ノブを固定しているネジが見えます。

このネジを外せばノブが取れます。


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ハンドルが外れ、ベアリングも取り出せました。

軸受けのものと一緒にベアリングの清掃を行いましょう。


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パーツクリーナーできれいにします。

私はZPIさんのF-0を愛用しています。


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これはベアリングクリーナーです。

スクワットさんの製品で、まったく同じ形状のものがラジコン用であるらしく、そちらの方が安いとか...

無くてもいいですが、あると確実に汚れを落します。

値段は高いですが、何年も釣りをする事を考えたら買ってもいいと思います。

無くても大丈夫だし、これを使うとクリーナーの使用量が多くなってしまうんですよね。


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分解して、ベアリングを差し込んでふたをします。

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パーツクリーナーのノズルをつけずに穴から差し込んで吹き込みます。

中で効率よくクリーナーが流れて綺麗になります。


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しばらくクリーナーに付けておきます。

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そして乾かします。

クリーナーはすぐに乾きます。

ちなみに下に敷いているのはキッチンペーパーです。

吹いたりするのはキッチンペーパーがいいです。

ティッシュだとケバケバが残りやすいです。

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ちなみにダイワ系、アブ系、シマノの一部のリールなどはスプールに付いているものもあります。

ピンを特殊工具で抜けば外す事が可能です。

一度工具を壊しているので外すのが怖いのと、何度も抜き差しするのはあまり良くない様な気がするので、直接クリーナーを吹いて綺麗にしています。


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ほとんどのリールがセラベアドライで使っていますが、このリールだけは違うのでオイルを注しています。

オイルもZPIさんのF-0を使っています。

古いスプレータイプです。


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注すのは一滴ぐらいです。

注しすぎは良くありません。

しかしこのスプレータイプは調整が難しいですよね。


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パーミングカップ側も注しました。


...ここに来てようやく気がつきました。

アブのハンドル軸はシマノの軸より太い、つまりベアリングのサイズも違うと言う事です。

案の定、入りません...

慌ててキャスティングふじみ野店さんに買いに行きましたが、売っていませんでした...

仕方なく帰宅します。


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何も買わずに帰るのもアレなので、こちらを購入しました。

スタジオコンポジットさんのカラーパーツです。

このナットの形状が好きなんですよね。


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アブのハンドルはシマノのハンドルよりも大きいんです。

だからそのまま差し込むとこんな感じになります。

何とか隙間を埋めなくてはいけません。


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そこでこの缶コーヒーを使います。

飲み終わって、洗ってからカットします。


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こんな感じで。

一旦穴が開けばハサミでも切れます。


この方法は私のブログに度々コメントを頂いている、Bassmanさん がブログをめでたく開設されました。

リールチューンについて、とても知識や経験豊富なBassmanさん がブログを始めてほしいと思っていた方は多かったはずです。

この方法はBassmanさん のブログで紹介されています。


そしてリールチューン、ベイトタックルを愛するアングラーのボス、Ozechiさん も同じ方法でオフセットハンドルを装着されました。

最近はアベイルさんのスプール開発にまで携わったOzechiさん

驚きました(笑)


2人の人柱 実績がある事がやろうと決めたもう一つの理由です。

BassmanさんOzechiさん 、本当にありがとうございます。

私など、このお2人には足元にも及びません。


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軸に切ったアルミ板を巻巻きます。

やるのはこれだけ。


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仮にハンドルを差し込んでみます。

ちょうどいいですね。

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そしてスタードラグとハンドルを装着しました。

スタジオコンポジットさんのナットとゆるみ止めも付けました。

プレートは着かないデザインなので、付けられませんでした。


ベアリングがないので、ノブが付けられません。

これで終わるのもちょっと残念だな...

あ、


フィネスな毎日


LTXさんからちょっと借りましょう(笑)

冬の温泉から一回も使ってないからホコリまみれになっていました。

これも使ってあげましょう。

まずはベアリング買ってこないと(笑)


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そしてプレミアムバージョンのライトフィネスノブが装着できました。


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ノブのカバーはシルバーにしました。

なかなかカッコいいじゃないですか。

やはりプレミアムバージョンのやつは滑らずいい感じです。


フィネスな毎日

いい感じですね。

早く使ってみたいです。

ほんの少し内側に入っているだけですが、かなり巻きやすくなりました。

無理をしてアブ用のハンドルを付けたもう一つの理由ですが、このハンドルの長さは83ミリなんです。

シマノ用は80ミリと少し長いんです。

アルデバランのノーマルハンドルはノーマルギアが80ミリ、7ギアが82.5ミリなんです。

7ギアぐらいのギア比だと個人的には80ミリよりちょっと長いぐらいがいいと思っています。

僅か3ミリですが、これも大きな差なんです。


フィネスな毎日

そして重さは149.8グラムとなり、アンダー150グラムとなりました。

8グラムほどの軽量化が出来ました。

ハンドル周りの8グラムは大きいと思います。

今回はハンドル周りのチューニングでした。

色々と想定外な事が多く、非常にお金がかかってしまいました。

ここまでやるのはオススメしませんが、ハンドルというのはアングラーが直接操作する部分であり重要だと思います。

パソコンで言えば、キーボードやマウスです。

よくパソコンでも何でもいいと言う人がいます。

私には信じられません。

操作する部分ですから、生産性などに大きく影響します。

メーカー品などそれなりの値段のものは考えられていますが、安いものは要注意だと私は考えています。

高いものは不正に高いものもありますが、安いものは理由があるはずです。


話がそれましたが、操作する部分にこだわりを持つ事は重要ではないでしょうか。

それぞれ好みもありますからね。

今はアルデバランBFS XGもありますが、私はこのアルデバランが大好きです。

使うとやはりいいなと感じます。

1号機、3号機も時期や懐具合を見て買えていこうと思います。

私はあまりカーボンにこだわりはないので、アベイルさんのハンドルを考えています。

カッコいいんですよね。

それと普段メンテナンスされない方は、一度ベアリングの掃除をしてみては如何でしょうか。

新品の頃がよみがえると思います。


それではまた(^-^)/