3月13日~14日
「ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩」にて(社)全日本ノルディック・ウォーク連盟第1回研修会が行われました。
13日は午後1:30から宮下充正先生(東京大学名誉教授)による講義
※ノルディック・ウォークの効果・効能について/高齢者への有効性
生活習慣の悪習により起こる諸症状=高脂血・高血圧・高血糖それを放置していると脳卒中・心臓病・糖尿病という成人病になってしまう確立が高くなる。
そんなことにならないためにも厚生労働省は運動を推奨。
一週間に23エクササイズ以上の運動をすることを勧めている。
エクササイズとは運動量の単位。
運動強度(メッツ)×時間=○○エクササイズ
となる。
普通の歩行(散歩程度)3メッツ×1時間=3エクササイズ
となる。
普通の散歩を毎日1時間づつ1週間続けたとしたら21エクササイズ。
23エクササイズに2エクササイズ足りないことになる。
歩幅を広げて颯爽と歩く速歩(時速5.4km)が4メッツ。ノルディックウォーク(時速5.4km)をすると4.8メッツになり、毎日1時間づつ続けるとして33.6エクササイズとなり、運動量は足りたことになる。
歳をとると誰でも肉体は衰えていく。それは自然の摂理。
※60歳位から歩幅が狭くなる。
※立位姿勢が不安定になる。
そんな中でも健康に生きることは出来ます。
しかし、せっかく永く生きてもその生き方がどうかによって、その人生が豊かなものかそうでないのかに分かれてしまう。
1.介護を受けながら生きる
2.自分の身の回りだけのことを運び、ただ漫然と生きる
3.自分に出来る範囲で精一杯人のために尽くしながら生きる
(ボランティア等)
歩くことにより脳が刺激(景色が変わり、外からの情報をいろいろと受ける)を受けるウォーキングやノルディック・ウォーキングはアルツハイマーになる確率を減少させる。(トレッドミルでのウォーキング・ランニングはその刺激がほとんど無いため、効果は期待できない)
運動強度が高く効率よく運動を続けるために、また3.のように生きるためにノルディックウォークを勧めます。
以上、自分なりに解釈していますので、正確ではありませんが、ほぼこのような講義だったと思います。
川内基裕先生(国際医療福祉大学教授・リハビリテーション学)による講義
※運動療法としてのノルディック・ウォークの有効性
怖いことを聞きました。(狭心症)という病名は聞いたことがありましたが、どのようなものなのか知りませんでした。
狭心症=寒い時、胸を圧迫されるような痛みを覚え、数分間休むと痛みは消えて元に戻る。
元に戻ればシゲカンの場合は「な~んや、大丈夫やないか」と思ってしまうと思います。それが後々怖いことになる前触れとも知らずに。
心筋梗塞=30分以上胸部に激しい痛みを感じて、病院へ運ばれる。10%は死亡する。
アルツハイマーを治す方法は無い。
予防として睡眠がよいといわれている。
短い昼寝=30分以内の昼寝を推奨
1時間以上は寝ないこと。
稲冶WML(ブロック技術委員)による講義
※ユニバーサルウォーキングの考え方
※スノーウォーク
稲冶WMLの講義については後日報告させていただきます。
14日は実技
ウォーミングアップの必要性について講義を受けながら、実際にストレッチ他ウォーミングアップ運動の実践。
広い芝生のグランドで50mを①普通のウォーク、②ディフェンシブなノルディックウォーク、③アグレッシブなノルディックウォークで歩いて、歩数と速度と歩幅を比較。
歩数 時速 歩幅
通常歩行 57歩 6.61km 87.7cm
ディフェンシブ 56歩 6.83km 89.3cm
アグレッシブ 50歩 7.02km 100cm
そんなに努力をしないでも、上のような結果が出ました。シゲカンの場合は普段からランニングをしているので、通常歩行も速く歩けていると思います。それでもポールを使うと確実に速く歩けるようになりますそして確実に消費カロリーも上がっています。ダイエットをしたい人には絶対ににお勧めしたいスポーツです。
砂浜ウォークを体験。
筋肉への付加は大きく、関節への付加は少なくなる。
最後にポールランニングを教えてもらいました。
上半身7割、下半身3割の運動になるそうです。しかしハードでした。
こんなにハードな走りは、長くは続きません。心肺機能向上には最適だと思いました。夏のトレーニングに取り入れてみようと思いました。