働く世代の方も多く入院されます。
仕事をされている方、という点で見ると男の人の方が圧倒的に多いように思います。

年齢によっては、家族の大黒柱、お子さんにもお金が掛かってきて…という時期の方も多くいらっしゃいます。

精神科では、病気で休む期間というのがどうしても長くなってきます。

入院している期間だけではなく、自宅へかえって仕事可能なレベルまでの回復と考えると半年から年単位で見ていくのが必要な期間です。

仕事にしても、まずは短時間で簡単な作業から初め、元々担っていた仕事レベルになるまでにはかなりの時間を要します。

いきなり心に負担をかけることは症状悪化に繋がるためです。

ここで急ぎすぎると、また悪化し、トータルすると結果的にこっちの方が時間がかかってしまった、ということになります。

時間が必要なのです。


しかしながら、今の日本にこれだけの時間、待っていてくれる会社がどれだけあるのでしょうか。

某企業は私も驚くほどしっかり待っていてくれ、迷惑をかけると辞めようとした患者さんを引き留めてくれることまでしてくれていました。

ですが、あっさり解雇を言い渡す企業もかなりあります。
有名な企業さんでもです。

私は大企業は大丈夫だと思ってましたけど、そうでもないところもあるようです。
(もしかしたら大企業の認識が私は間違っているのかもしれませんが)

私は一般企業での就職活動経験はないので、偉そうなことは言えませんが、今から会社を選ばれる時には、そこら辺がきちんと整備されているかまで確認をされた方がいいんだろうなあと思いました。
会社をお休みする可能性は精神だけではないですからね。

私自身も休むことはないと思ってましたけど、実際の記事にかいたように休み貰っちゃいましたしね。笑