レオ | with or without

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退屈な日常の記録

12月27日にプレーリードッグ♀のライアが8歳で天に召されてしまったのですが、

2月4日に♂プレのレオまで召されてしまいました…



ずっと2匹一緒だったから、こんな風になってしまうのではないかと

内心思ってはいたのですが、

ホントに残念でなりません。



思えば大学1年のときにプレを2匹で購入して

あたしが青森に引っ越した時も

それから就職して千葉に引っ越した時も

ずっと付いてきてくれて、

大変だった大学時代も

就職したての時も

家で待っていてくれて。




プレたちはあたしの中のげっ歯類の概念を覆してくれて

ものすごく人に懐くし、何よりもあたしの気持ちが察せられるそんな子たちでした。



話に聞くような家の破壊もほとんどしなかったし

夜は一緒にベッドで眠って

ホントにかわいいプレたちでした。










レオは最近痩せてきたので、おかしいとは思っていた。

触診で薄々おなかの中に腫瘍があるのでは、と思っていた。

あたしは詳しい検査や手術にどうしても踏み切れなかったの。

プレの検査が大変なことや麻酔のリスクはわかっていたので。







2月3日朝、レオが血便をしてぐったりしていた。

体温も下がっていた。

今まで8年間レオが下痢をしたことはなかった。

病院でレントゲンを撮ると、胃の左下に腹腔内腫瘤を疑う所見が見られた。




もう少し検査を続けるか、試験的にお腹を開くか、もしくは内科的に行けるところまで維持するか。。。




頭ではわかっていても冷静な答えは出せなかった。


その夜、家でずっとレオを眺めながら考えた。


レオはなんとか動いたりする素振りは見られるけど、体力的には限界に来ているようだった。

詳しい検査をしていたら、その間に衰弱してしまうだろう。

もし、検査で場所が特定できたとしても、またオペするかどうかの選択になる。

それなら、内科的にやるか外科的にやるか。。




2月4日朝、レオはなんとか小屋から出てきてあいさつしてくれた。

餌もいくらか食べる気があるようだ。

その姿を見て、あたしは手術しようと決めた。

これが最後のチャンスだろう。


手術はものすごく危険で10%程度しか成功しないだろうと思った。


この状態のレオに麻酔をかけて手術するということがどういうことかよくわかっている。

だけど弱っていくレオを何もできずに見ているのがホントにつらかったし、

例え手術中に亡くなってしまったとしても、麻酔下なので痛みはないだろうから、内科的に治療して段々弱っていくレオを見るよりはいいだろうと思った。





夕方、レオの手術が始まった。

開けてみてびっくりした。

こんなに状態が悪いのかとびっくりした。

肝臓は1葉肝硬変、左腎臓は腫瘍化、大腸は1か所腫瘍化、、、

こんな状態なのに今まで元気にしていたなんて。



結局大腸の腫瘍を取り、腎臓と消化管の癒着を取り、閉じた。

食べるのに支障がある部分は取り除いたので、これで回復すればまた食べられるようになるかもしれない。


レオは手術を耐え抜いてICUに入った。







ホントに頑張ったね。







だけど、30分後くらいに麻酔のさめかけに、

急変してしまった。

呼吸が。。。

挿管したが、時期に心臓も、、、

結局ちゃんとした意識を取り戻さないまま、レオは遠い所にいってしまった。






レオがなくなってしまった。

あんなに頑張ったレオが、なくなってしまった。





あたしは初めて病院で涙を流した。

人生の3分の1ぐらいはこの子と一緒だったんだ。

今までいろんな子を見送ってきたけど

こんなに自然に涙が出るのは初めてだった。








何もできないで亡くなってしまうよりは悔いは残っていないけど

だけど自分はもっと何かできたはずなのにと思う。




手術台で最後にレオが見たあたしは、どんな風に映っていたのだろう。






レオ、ごめんね。

ライアをよろしくね。