おはようございます
内藤です

 

第70回のテーマは
「大坂なおみ進化論」

 

凄かった・・!
感動した・・!
もうダメかと思った・・!

 

本当に全豪の決勝はドラマチックで記憶に残る試合となりました

 

第2セットを落とした時はもうダメかと思いましたが
いい意味で予想を裏切ってくれました

 

しっかりと立て直して
まさに女王としての貫禄を見せつけました

 

大坂なおみの成長・進化を見ました

 

一応テニスコーチなので
大阪なおみの進化について書きますね


実は去年、全豪観戦に行ったときに
たまたま大坂なおみの試合を見たんです

 

2回戦だったと思うのですが
凄いショットを連発していました

 

凄いショット打つなー
パワー半端ねぇなー
というのが感想

 

セレナとかぶる感じを受けたのですが
全然粗削り


トッププロのレベルという意味では
テニスが上手くない
体も重い

到底セレナには及ばないという印象でした
(実際そのとき、一緒にいたスタッフにそう話をしました)

 

その後USオープンの準決勝
キーズ戦をテレビで見たときに


結構、体絞ってきたな
リズムとキレが全豪のときと違うな
と思っていました

 

で、今年の全豪


2回戦を見たのですが

やはり体
別物です


一年前とは明らかに違う

 

ただ単に大きかった体が
ギュッと締り
見るからにバネがありそう

 

体の変化によるプレーへの一番の影響は
一歩目とサーブ

 

ラリーの打点への入りが圧倒的に早い


去年はすぐに態勢が悪くなって
無理矢理パワーで押し込んでいたのが
今年はバランスよく打てている

 

リズムにキレが出て
一歩目が早く出ているのでしょう

 

打点に早く入ることでしっかり打てている


ナダルのような上に振り抜く回数が減っていました

 


ショットで言うとサーブ


体を絞ったことで連動性が上がり
キレが半端なくなっていました


体全体がバネのように力強くもなっていました

 

サーブの速度は変わっていなくても
初速と終速の差が去年より縮まっていると思います
(いわゆる伸びるボールですね)

 

サーブの後のバランスも向上して
サーブの後のショットでエースを取る回数が多くなっていました


技術的にも進化が見られました

 

去年よりもストロークのタッチが柔らかくなっていました

 

ほぼ全てのボールをバチンッと打っていたのが
きちんとボールをとらえて
押し込んでいくような打ち方も多く見られました

 


ライジングがの技術も向上していましたね

 

去年はライジングで打っているというより
来た球を一歩も退かずに打ち返している
という力技でしたが

 

今回は
相手のボールの力を利用して、ライジングでコントロールしているケースが多く見られました

 

まあ、それも体にキレが出たことで
打点に早く入って
キレのあるテイクバックが出来るようになったからでしょう

 


大きく変化・進化したと思います

体 そして技術が

 

相当なトレーニングと練習をしたのでしょう

 

体と技術は嘘を付きませんからね

 

そして
そんな体と技術の向上に裏付けされた
自信


それがメンタルの強化にも繋がったのでしょう

 

今回の決勝戦や優勝について
メンタルが強くなった
とか、素人が好きそうな、マスコミが喜びそうなことを言う人もいますが
それはあくまで結果

 

去年から今年にかけて
大坂なおみがメンタル強化にだけ励んでいたのであれば
このような素晴らしい結果にはなっていなかったでしょう

 

体と技術を徹底的に見直して
徹底的に取り組んだのでしょう

 

その結果として
私は私らしく戦う
テニスは一人では出来ない
さあ、前を向くのよ
そういう強靭なメンタルを手に入れたのでしょう

 

だからもっと言って欲しいんですけどね

メンタル強くなったー
とかじゃなくて

猛練習によく耐えた
ナンバー1になるに値する努力をしたんだ
ということを・・

 


以上が私なりの大坂なおみ進化論です

このままいけば何回も四大大会を獲るでしょうね

 

大坂なおみのポテンシャルをもっと見てみたいです
そのためには周りの選手にもっと強くなってもらわないとダメですね


ハレプやクビトバ
そして若手勢に大坂なおみの前に立ちはだかってくれることを願っています

 


今日は腕立て30回
(腹筋30回でもいいけどね)
それだけでも
おっし!私は頑張ったぞ!
って自信が付いてきます
心を強くするにはまず行動!
どんどん動くようにしましょう!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第68回のテーマは
「一期一会」

 

全豪を見るたびに
まだまだオーストラリア気分が抜けない・・・

 

というより


オーストラリアに行きたい・・
行ってまたアリーナで決勝戦を見たい・・

 


いやー
ほんといい旅でしたよ

 

スタッフとは別で
北海道の知り合いのテニスコーチと
その生徒さん6名ほども一緒だったんです

 

皆さんテニス好きないい人で
何のストレスもなく楽しく過ごせました

 

その人たちもそうですが
旅行をすると必ず出会いがあります

 

いい出会いや
気にもとめない出会い
その後もつきあいが続く出会い
その場限りの出会い

色々な出会いが旅行を彩ってくれます

 


一期一会

 

一度きりのその出会いを大切に
よく言われる言葉です

 

一期一会


この言葉も元は禅の言葉

 

一期とは
生まれてから死ぬまで
人の一生のこと

 

一会とは
読んで字のごとく一度の出会い

 

一生のうちに一度訪れるその出会いを大切にしなさい、ということでしょう

 

お茶の世界で特に重んじられている言葉です

 

誰かにお茶を立てるとき
この機会がもう二度と来ない
最初で最後の時と思って誠心誠意
真剣にお茶を立てなさい
という教えです


でもね
この一期一会の本当の意味するところ

 

それは
いつも一緒にいる人
夫や妻
子供や親
職場の仲間や友人、恋人

毎日当たり前のように顔を合わせる人
その人と言葉を交わすその一瞬一瞬は「一期一会」である
相手を思いやり、出会えたことに感謝しましょう
ということです

 

一期一会とは
単に旅先や出先で偶然出くわした出会いのことだけではなく


毎日毎日の出会い
昨日も一昨日も毎日でも
顔を合わしている人との出会いも含むのです

 

誰でも人との出会いを大事にしよう
という思いはあるのだと思います

 

それなのに
いつも会っている人にはその大事さ、感謝の気持ちを持たない


当たり前になり過ぎて・・

 

昨日、またねー、お疲れ様でしたー、おやすみー
と言って別れた人との
今日の出会いもまた一期一会

奇跡的な出会いです

一期一会の思いを持ちましょう


もし彦星と織姫のようにね

一年に一回しか会えないとしたら
その出会いを実りあるものに
幸福なものにするために
お互いがあらゆる努力と工夫をするでしょう

 

でも、よく会う人にはそのことが出来ない

 

一期一会の教えを持って
いつでもどんな場面でも

人との出会い、接し方をより良きものにしたいですね

 


今日は一期一会
今日会った人とは今日別れます
明日はもう会えないかもしれない
伝えるべきことは伝える
お互いが気持ちよく過ごせる努力と工夫をして、今日の出会いを大切にしましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第63回のテーマは
「選手生命」

 

皆さん、今年のお正月はどう過ごされていたでしょう?

 

私ですか?

 

まあ、恒例のハワイ?
には今年は行かずに・・・

 

千葉ですね

 

アクアラインを突っ切ってチーバ君に会ってきましたよ

 

でも2日には帰ってきました

やはり家でゆっくり見たいですからね

 

そう、お正月といえば
箱根駅伝

 

今年も白熱
面白かったですね


原監督率いる青学の5連覇を阻んだのは
東海大でした

 

今年はスタート直後からハプニングが発生

 

大東大のランナーがスタート直後200m付近で転倒
左足首を激しく捻挫したんです

 

後から分かったのですが
完治するまで半年かかるほどの重傷だったそうです

 

それでですよ

 

その足で何と彼は転倒後の21キロを走り切ったんです

 

21キロも走ったがゆえに捻挫が悪化
全治半年になったのかもしれません

 

相当な覚悟です

 

たすきの重みでしょう

 

4年生の自分が
スタート直後に途切れさせるわけにはいかない
この日のためにチーム全員が取り組んできたのだ

 

そう思うのがアスリート
駅伝ランナーでしょう

 

誰にも止めることなど出来ません


よく言われます
今回も言われています

 

その選手の将来を考えれば、失格になってでも棄権させるべきだった
選手は自分からは辞めるといえないので、監督なり周りの大人が止めるべきだった
と・・

 

確かに
その選手の選手生命がそこで終わるかもしれません


いや、だからどうした


それが何か問題でも?

 

箱根駅伝で足の1本くらい持っていかれても本望でしょ

 

選手生命がそこで終わっても
仮にその後、実業団に入る予定があったとしても
別に仕方ないと思うでしょう

 

選手生命をかけて
自分の全精力を傾けて取り組んできたはずです

 

そこで終わってもいいんですよ

逆に止められて
チームが棄権になった方が、もう二度と走れなくなるかもしれません

 

何かに本気で
命を懸けて取り組んだことのない者が
上述したような的外れな見解を述べるんです

 


スポーツ選手はそういうものです

 

元ジャイアンツの桑田真澄投手

 

ファールフライをダイビングキャッチしようとして
右肘を痛打

手術を余儀なくされて
二度と本来のピッチングに戻ることはありませんでした

 

それでも何とか、持ち前の技術力で活躍し続けていました

 

が、当時から、今でも言われています

 

あれさえなければ桑田は200勝はしていた
何であんなことを・・・

 

確かにそう思うかもしれません

 

投手がダイビングキャッチをするなど御法度です

 

でも、飛び付いちゃうんです


だって野球が好きなんですもん

 

桑田自身も言っています

あのボールに飛び付きさえしていなければ

もっと活躍出来たかもしれない


でも・・
あのボールに飛び付かないような自分であれば
そもそもプロ野球選手にはなれていなかっただろう
と・・


そういうもんです

 

常に全力でするんです
どんな練習でもです

 

練習でさえ選手生命をかけて
全力で楽しくプレーするんです

 

怪我のリスクと背中合わせだったとしても、です

 


絶対無理でしょう

 

怪我を恐れて全力で練習しない奴
選手生命を確保するために常に6割程度の力でプレーする奴

そんな人がその道のトップに行けるはずないでしょう


練習で選手生命が終わるとしても
自分が大好きなその競技と真摯に向き合う

それが真のスポーツマンシップではないでしょうか


でも、まあ、一般の方は無理は禁物ですよ
長く楽しくテニスをしましょうね

 


今日はちょっとだけ無理してみましょう
無理した時こそ
無理してまでそれに取り組む自分でいるときこそ
成長のチャンスです!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第62回のテーマは
「霊長類最強」

 

はい、そうです

 

昨日、突然ニュースが入りましたね

 

霊長類最強女子
レスリングの吉田沙保里選手が現役引退を表明しました

 

リオ五輪での雪辱を東京で果たすものだと思っていましたが、
色々と思うところがあったのでしょう

 

明日、会見を開くみたいなので要チェックですね


それにしても最強ですよね

 

世界選手権13連覇ですよ

個人戦206連勝ですよ

どういうことですか


言い方悪いですけど化け物ですよ

 

だってね
トップ選手の世界ですよ

周りもとんでもなく強いんです
それでいて研究もされるわけです

 

全員が吉田を倒すことだけに照準を合わせるわけです

 

そんな中ね
吉田沙保里は力強い名言を残しているんです

 


連勝記録爆進中の吉田
当然周りは研究に研究を重ね、吉田包囲網を作ります

 

ターゲットにされたのは
吉田の代名詞「高速タックル」

 

打つ手なしとも言われた吉田の高速タックル


それでも研究が進んでいく中で

ついに丸裸にされてしまいます

 

クセを見抜かれてしまうんです

 

苦戦を強いられる中
吉田が導き出した答え

それが大会後の会見


「相手の選手は私のタックルを研究して対策してくる」

「だから全員タックルで倒した」

 


えーーーっ!!

 

意味不明です

 

でも、そうなんです
結局この大会も、その後も
高速タックルを武器に連勝を重ねたんです

 

とんでもないです

 

テニスもそうですが
一つの戦術に固執し過ぎると
やはり対策を取られて負けてしまいます

 

自分の基本戦術を見失わないことは大切ですが
それを活かすために
あえて違う戦術を使うことや
緩急を付けたり、コースを変えたり
相手に的を絞らせないことが必要です

 

必要なはずです

我々凡人の考えでは・・・


自信
そして
矜持
でしょう

 

幼少期から父と作り上げてきた高速タックル
尋常ではない練習量に裏付けされた技術

 

どんな対策を取ろうと
止められないものは止められないでしょ

 

そんな自信と矜持があったのでしょう

トップに立つ者はやはり違います


化け物と言いましたが、間違いでした


普通の人間です

 

普通の人間なのにどうしてそんなに強いのか

 

もう書きましたが
吉田の練習量は尋常ではないらしいです

 

男子のトップ選手すら吉田の半分の量も出来ないそうです

 

怪物でも天才でもない

 

吉田を世界最強にまで押し上げたものは


「努力」


まぎれもなくこの1点だったのでしょう


同じアスリートとして本当に尊敬します

 

私は今はもうコーチという立場なので

努力に努力を重ねて
これが私のテニスだ
崩せるものなら崩してみろ

そこまで言って戦える選手を育てたいものです

 


今日は自分のスタイルを貫こう!
周りの目は気にせず、自分の着たい服を着て
歌いたい歌を歌って、食べたいもの食べて
自分らしさを磨いていきましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第54回のテーマは
「道具」

 

ジュニアにも大人の方にも
いつも言うんです

 

道具を大切にしましょう

 

テニスが上手くなるコツは?
と聞かれたら即答します

 

道具を大切に扱いなさい と


コーチのようなきれいなフットワークになるにはどうすれば?

 

靴とコートを傷付けないように
優しく丁寧に動くことです

 

ガツガツしたり、不必要にズサーっと滑らせたりしない

 

しないはずです
靴とコートのことを考えれば


どうすれば柔らかいタッチで打てるか?

 

ストリングスとボールを痛めつけないように
大事に扱ってあげればいいだけです

 

バンっと弾いたり、ボールの表面をこすったりしない

 

しないはずです
ストリングスとボールのことを考えれば


フォームがよくなりたければ
ラケットを大事に扱えばいいのです

 

大事に扱えば乱れようがありません

体の前で、両手で、丁寧に
淀みなく動かすことになるはずです

 


昨日のレッスンでも話をしました

 

大人の方に

 

ジュニアより大人です
大人の方が、道具を大切に思っていません

 

子供は雑に扱うことも多いのですが
道具に愛着を持っている

 

ぬいぐるみに愛着を持つのと同じように
ラケットに「思い」を抱いているんです

 

これは僕の大事なラケットだ、という思いが強いんです

 

だからラケットを綺麗に
ラケットに負担がかからないように
自然に扱えるのです


大人はどうでしょう

表面上は綺麗に扱っていますが
心底大事にはしていない


「思い」がないんです

 

いつでも買い替えればいいと思うのでしょう

 

そんなことは思っていない
お金がもったいないじゃないのよ

というのは
お金を大事に思っているのであって
ラケット、道具自体への愛着はないということです


それは雑になるでしょう

 

テニスのプレーは全て道具を介しています

靴、コート、ウェア、ラケット、ボール、ストリングス、ネット


何の「思い」もなく

大事に丁寧に扱わない人が上達しないのなんて、当然のことです

 

道具を大事に扱ってください
道具に「思い」を抱いてください

何なら名前でも付けてあげてください


こんな実験もあるんです

 

自分の車に名前を付けたグループと
名前を付けなかったグループでは

名前を付けたグループの方が
圧倒的に事故が少ない
車の状態がきれい
という結果が出たそうです

 

それはそうなる気がしますよね

 


もう一つこんな話

 

道具を大切にすることで有名なイチロー

バットもグローブもかなり丁寧に扱う
そして入念に手入れをするそうです

 

そんなイチローも一度だけバットを投げつけたことがあるんです

 

日本でプレーしていたころ
近鉄戦で凡退して
バットを叩きつけたんです

 

折れたりはしなかったのですが
その後の対応がやはりイチロー

 

バットを製作してもらっていた職人
久保田氏に手紙を書いたそうです

 

バットをぞんざいに扱った謝罪の手紙をです

 

その手紙を受け取った久保田氏はこう語ったそうです

 

何人かの選手から、自分が手がけたバットについて、お礼を言われたことはありましたが
バットへの行為そのものを謝罪されたのは、あの一度だけですね
と・・・


一流の流儀でしょう

テニス選手も見習いたいものです

 


今日は道具に「ありがとう」
ラケットでもシューズでも
シャーペンでも包丁でも
出来れば名前を付けてあげて「いつもありがとう」って言ってあげましょう!
道具に対する「思い」が生まれれば、道具の扱い方が劇的に進化します!

 

 

おはようございます
内藤です

 

第52回のテーマは
「言い方次第」

 

少し前の事件
芸能事務所の社長が

芸人の顔を煮えたぎった鍋に突っ込むということがありましたよね

 

その時の様子が写真で公開されて
これはひどい
何というパワハラだ
と問題になっていました


いやいやいや

 

パワハラじゃない
傷害事件

 

パワハラをした社長
ではなく
相当やばい犯罪者
狂気に満ちた中年男

 

そうでしょう

 

言い方というものがあります

 

いじめもそう
あれも単なる傷害事件

警察が介入すべき事件です

 

学校と先生に出来ることがあっても
いざ事が起これば、もはや事件


警察の捜査によってのみ
真相解明と容疑者の逮捕

少年院への送致という解決をみることが出来ます

 

それと被害者のケアが別であることは言うまでもありません


日本人は上手いんです
特に大人
言い方を変えて本質からずらす
言い訳の達人なんです

 


テニスの話

 

今回は大人のレッスン

まあ、多いんです
都合に合わせた言い方の変更
見当外れの言い訳が

 

オーバーアウトして


「打ち過ぎたー!」

 

いやいや
打ち方が下手なだけです
打ち過ぎてもアウトしません
おもっくそ打っても打ち方が合っていればコートに入ります

 


ボレーでネットして


「足が止まったー!もう1歩が出ない!」

 

はいはい
技術不足ね
足が止まってても打てるし
足の使い方の問題
軸足から動かす技術がないから
足が出ようが出まいがミスします

 


ダブルフォルトして


「入れに行き過ぎた」
「弱気になった・・メンタル弱いなー」

 

入れに行き過ぎて入らない?
もはや言ってる意味すら分かりません


弱気?メンタル?
いや、技術ね
弱気になろうが入ります
確かな技術があればダブルフォルトはしません


言い方を変えて本質をぼかす
何も得することなどありません

 

打ち過ぎなければ入る
足さえ動かせば入る
気持ちさえ強くなれば入る

そう思っているのでしょうね

 

下手だからミスっているのに
技術的な改善を試みようとは思わないのでしょう

 

それは上手くならない
言い訳して練習をサボるんですから

 


ショットに限らずです

 

相手を見ていない
すぐに構えない

 

「ちょっとボーっとしていた」

 

違います

 

相手がいるスポーツで
相手を見ることもしない失礼な人


面と向き合って構えもしない、相手に敬意の一つも払えない失礼な人

 

これは技術の問題ではなく人としての問題


きちんと相手の目を見て話をしなさい、と教えられてこなかったのでしょう

 


「私のんびりしているんで」

 

反応が鈍くて
頭の回転が遅い
空気が読めない自己中心的な人間


正直にそう言って
認めればいいんです

 

認めさえすれば改善の道が見えてくるんです

 

少し辛辣な言い方になりますが
これが現実
その本質です

 

子供はその本質から目を背けたりしません

まだ、多様な言い訳をするだけの偏った思考もないですからね


テニスでミスが出るのはテニスが下手だから

これ以上でもこれ以下でもない
言い方を変える必要もない

そして、下手なことが恥ずべきことでもない
だから練習するのですから

言い方を変えて逃げ回っていることこそ、恥ずべき行為です

 


今日は言い訳禁止!
言い返すのも禁止!
ただ自分に起こった出来事をそのまま受け入れるようにしましょう!

 

おはようございます
内藤です

 

第51回のテーマは
「放下著」

 

ほうげじゃく と読みます
やはり禅の言葉です

 

放下
捨てる、手放す

 


執着

 

執着を手放しなさい
という教えです

 

悟りに至りたいからと言って
悟りに執着しているようでは
悟りに至るどころか
いつまでたっても悩みが尽きないよ
という教え

 

執着やこだわり
というものは
時として人の判断を誤ったものにしたり
成長の妨げになることがあります


テニスの話

 

ジュニア育成
選手コースの子が
全日本ジュニアに出場するために頑張っています

 

そのためにはまずは関東ジュニア

関東テニス協会公認大会に出場して、ポイントを溜めなければなりません

 

自分の属する年齢(例えば14歳)の大会に出て

結果を残せばポイントが多く付きます

 

でもね
16歳の大会に出た方が、例え早くに負けてもポイントが多くもらえるんです

 

14歳の部で好成績を収め続けるより
16歳で多く出場した方がポイントが溜まりやすい


その方がハードルが低いんです

 

もはや何のこっちゃ分かりません

 

そのシステム自体に問題があるといえば、そうなのですが
そんなことをする意識が分かりません

 

より強い選手と戦いたい
負けてでも経験を積みたい
チャレンジしたい
と思って上の年齢に出場するのは分かりますが
ポイント稼ぎは、いただけない


全日本ジュニアに出るんだ
という夢、目標が
いつしか執着になっているんです

 

夢や目標を持つことは大切です

 

ただ
夢や目標を設定したら
すぐにそれを手放す

 

そこから意識を放して
その目標達成のために成すべきこと
その本質的なことを考えて行動を起こす

そして一生懸命に日々歩み続ける


全日本ジュニアに出たい

 

立派な目標です

 

そのために成すべきこと
本質的に成すべきことは
テニスのレベルを上げる


日々の練習を一生懸命に
そして楽しく努力を積み重ねる

 

そのうえで
試合に出て結果を残す

 

そうしていれば
自ずと結果は、ポイントはついてきます


そんな綺麗事・・
なりふり構わずポイントを稼いだ方が・・

そういう子、そういう親はいます

 

そういう子ほど練習に身が入っていないんです


関東ジュニアには出れても全日本には行けない

 

本当にそう

 

そんなポイントなどに執着せずに
伸び伸びとテニスをして
夢を追い続けている子が
最終的には全日本で活躍するんです

 

これはサンライズでもありましたし
これまでの経験上、本当にそうなんです

 


放下著

 

執着やこだわりを持つ者ほど
実は最終的には弱い

 

夢や目標としてキラキラしているうちは
どんなことがあっても日々成長出来ていたのに

それが
執着に変わった途端に
重苦しくなって停滞を引き起こすんです


何でもそうでしょう

 

仕事でも
趣味でも
子育て・子供のことでもです

 

生まれたときは
生まれてきてくれてありがとう
あなたにはたくさんの輝いた未来がある
元気に明るく育つのよ

 

そう純粋に、子供の幸せを思っていたのが
いつしか執着へと変わり
こうすることがいいことなのよ
と、自分の価値観を子供に押し付け
自分にとって、理想的な子供を作り上げようとするのです

 


放下著

 

夢や目標は見据えながらも
執着やこだわりは捨て
軽やかに過ごしたいものです

 


今日は服を一着処分しよう!
手放すことで、停滞していた思いが軽くなって、前へ進むことが出来ます!

 

おはようございます
内藤です

 

第48回のテーマは
「批判」

 

今回は時事ネタ
M-1グランプリの件です

 

知ってます?
ネットでも騒然としていますね


漫才の頂点を決めるM-1グランプリ
今年も先週の日曜日にあったみたいです

 

問題はその後

優勝を逃したある芸人が
審査員の上沼恵美子を猛烈批判


そしてその様子を動画で配信

 

ネットは大炎上
関係者も激怒して大きな問題になっていますね


M-1グランプリも
その批判動画も見ていないので
本当に単なる私見なのですが

 

この批判した芸人の問題


いろいろありますね

 

まず一番の、そして最大の問題は

この芸人に実力がないこと

 

実力があれば
上の者への意見として吟味されるでしょう

 

実力を周りから認められていれば
周りも、あいつらが言うなら
と聞く耳も持つでしょう

 

実力がないから
はぁ、お前らみたいなのが何言ってんの?
調子乗ってんちゃうぞ!
って叩かれるのでしょう

 

自分たちも自覚しているのです


実力のなさを

 

だから謝るのです

 

いとも簡単に謝罪をしたみたいですから

 

矜持がないんです
批判するにしても何の覚悟もないんです


関西出身の方はよく知っていると思いますが

島田紳助や松本人志も
若い頃に審査員や先輩、吉本の上層部を批判しまくっていたんです

 

年寄りのお前らには分からんやろ
さっさと引退せぇーって

 

怒られたり、問題にされても
一切謝らなかったそうです

 

自負するもの
芸人としての矜持
引いてはいけない覚悟があったのでしょう

 

そして、それこそ実力があったから
その裏付けがあったから、周りからも認められ

頭角を現していったのでしょう


実力があって
矜持と覚悟を持って批判すべきは批判する

 

意見を戦わせることがあっても

すぐに謝罪することはないですよね


まあ、もう一つ問題なのは
表現が悪い


もはや単なる悪口
そして、面白くもなく不快

 

批判というより
上沼恵美子への悪口になっていましたからね

 

しかもブラックジョーク的な面白さもない

やはり芸人としての資質に問題があるのでしょうね


今後周りがどういう対応を取るのかが注目されていますね

 

周りにしっかり注意してくれる人がいるならよいですが
世の中は無関心になっていくでしょう

 

実力がない者の遠吠えは
いつの時代も誰にも相手にされません

 

実力なき者の批判は
批判される対象にすらならないんです

 


誰かを批判する


このことがどれほど重いか?

 

自分に批判する実力があるか
矜持はあるか
覚悟はあるか

そこまで考えてから
批判の言葉は口にしましょう

 


今日は「なにしてんのあなた!」
と、心の中で言ってみましょう
あくまで心の中で
口に出す前に考えてください
それを目の前の人に言えるほど
自分は全てなすべきことをなせているか
自分を省みることで寛容さが生まれるかもしれません

 

 

おはようございます
内藤です

 

第47回のテーマは
「ご馳走」

 

いやぁーほんとそう
ご馳走でしたよ

 

この世にこんな楽園が存在するのかと

自分の存在すら疑いましたよ


えっ?
伊豆ですよ
IZU

 

月・火で慰安旅行にね
アンダの森 伊豆一碧湖
というところに行ったわけですよ

 

広くてきれいな敷地内に
いろいろあるんです


卓球してダーツしてカラオケしてマンガ読んで
温泉三昧して
食事をしてバーでゆっくり


・・・

 

1泊では堪能し尽くせないほどでした

 

そして
何と言ってもすごいのが

 

飲み放題!!

 

アルコールもですよ

宿泊している間ずぅーっと!
常に飲み放題
ジュースはもちろん
ビールもカクテルもワインも
全て飲み放題なんです


ってゆっても
そんなにずっとは飲めませんけどね

 

ある一人の男を除いては・・・

 

小野です

 

ONO in IZU
です

 

怪物くんでした

まさに無限ループ

その小さい体のどこにそんなに入るのだ
というくらい飲むは飲むは・・
そして喰うは喰うは・・

 

大げさじゃなくてですよ

アルコールを
5リットルは飲んでいました

 

やばいです

初めて小野コーチを尊敬しました・・


いや、でもね
本当にそうなんです

 

小野コーチが、すんごい楽しそうだったんです


旅行中ずぅーっとテンション高くて
旅行を満喫していました

 

美味しい物もたくさん食べて
まさにご馳走

伊豆まで足を伸ばした甲斐がありました

という
物理的な馳走だけではなく

小野コーチの中にあった心理的な
本当の意味での馳走

 

毎日の仕事を一生懸命
楽しく全力でしているからこそ
日常、その日々をコツコツと進んでいるからこそ

味わうことの出来るご馳走

非日常的な愉悦

それが本当の意味でのご馳走でしょう


そうですね
毎日高級なお寿司を食べていたら

そのうちに飽きてしまいます


美味しいは美味しいでしょうが

初めて食べた感動や感謝というものが

そのうちになくなるでしょう

 

その時点でご馳走ではないですね

 

ご馳走は
たまに食べるからご馳走なんです

 

毎日をコツコツ歩んでいる者にとってのみ
たまの旅行がご馳走になるんです

 

日々を怠惰に過ごしている者は
その、本当のご馳走を体感することなどないんです


小野コーチを見て
不覚にも・・・

あ、いえ、心からそう思いました


小野コーチもこのメルマガを読んでいるんです
あまり書くと調子に乗るからこの辺にしておきましょう・・

 

 

ご馳走

 

人生のご馳走を味わうために出来ること、すべきこと
やはり、日々の日常を
目の前のことを全力ですること以外にないということです

 


今日はご馳走を食べよう!
奮発していい物を食べてみてください
自分が毎日を全力で、一生懸命に生きていれば
「あぁー美味しいー」
ではなくて
「あぁー幸せー」
という言葉が出るはずです

 

 

昨日の今頃です
出社した私の目に飛び込んできたもの

 

壊れかけのRadioではなく
壊れ過ぎの自販機

 

明らかに人工的に破壊された痕跡

 

「またか・・」

 

そう、7年前にもあった出来事、いや、事件

 

盗難事件です
壊された自販機からお金が盗まれたのです


おはようございます
内藤です

 

第45回のテーマは「HERO」


自販機が見るも無残なことに・・

 

警察沙汰です


私はすぐに通報・・
しませんでした

 

クラブハウスは?
中は大丈夫か?

クラブハウスの中が荒らされていないかザッと確認

 

何にもなさそうだ

ここで通報
警察に一通りの経緯を説明しました


普通の対応をしただけです
施設の管理人としては適切だったでしょう

 

でもね
すぐにフツフツと湧き上がってきました

 

あぁーやっぱりそう
そうなんだよなー俺って

 

自販機が破壊されている現状


うわーっ!と思い冷静さを欠いた状況で、なお「自分」

 

自販機はいいとして
自分は大丈夫か?
自分のクラブハウスは何にもないか?

 

普通なら、一呼吸置いて
ハッと気付いて確認するでしょう

 

そこを瞬間的にそういう判断


これは私の危機管理が優れているとかそういう話ではなく
考え方
私の物の見方に起因することです


「なお、乗客に日本人はいなかった模様です」

 

はぁ!
飛行機が墜落して何百人と犠牲になっているのに
何か違うんじゃない


いや、分かるよ
そこの報道も大切って
でも、何か日本人がいなかったから「よかった」的な・・
おかしいでしょう!?


何て思っていましたが
やはり私もそう

 

クラブハウスは問題なし
あぁーとりあえず安心
よかったー
そう思っていましたからね


まぁそれが当たりまえ
人とはやはり利己的
人の痛みを自分の痛みと捉える、そんなことは、それこそ悟りでも開かない限り無理でしょう


自分が大事

そりゃそうだ
それはそんなに悪いことではない

でも何か引っかかる
そんな違和感

自販機事件からそんな壮大なテーマを考えさせられました

 

 

例えば誰か一人の命と
引き換えに世界を救えるとして
僕は誰かが名乗り出るのを
待っているだけの男だ


ミスチル「HERO」の冒頭

よく分かります
誰もがそうでしょう

でも、なぜそうか
そして、それでもなおどう歩いていくか

この歌もなかなか深いです


今日は「HERO」を聞いてみましょう
自分勝手でも
利己的な考えでも
HEROになれるんだ、と力が湧いてきます