新出資馬・トータルクラリティ、新馬戦勝利! | R-28

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28歳の誕生日から始めようと思っていたが、仕事のせいで1日遅れた、そんな感じの微妙なブログ。

初めて3年連続で出資馬
なぜなら元出資馬のビットレートの仔が
3年連続募集されたから、という
身も蓋もない話。

しかもビットレートは
2年前の秋に繁殖牝馬セールに出されたから、
もうこれ以上キャロットで
募集されることはない。
なので、当然出資。

しかし、募集時に
なぜかそこそこ人気だった(一般抽選)のを
不思議に思っていた。
父バゴはリーディング下位の種牡馬だし、
ビットレートも初仔は未勝利。
金額も牡馬で一口7.5万は今の時代では低い。
母優先がなければ間違いなく出資していない。
どうやら『馬体が分かる皆さんには
好馬体だった』ようなのと、
『ノーザンファーム生産の
バゴ産駒は勝率が高い』らしい。
そんな話を出資決定後に目にしたので、
淡い期待を抱きながらデビューを待った。

出資馬の名前は『トータルクラリティ』。
僕も馬名募集の際に
バゴから連想する名前を応募したけれど、
不採用。
まあ、今の名前の方が
きちんとしたいい名前だから
採用されなくて良かった。

育成は順調で4月にトレセン移動、
ゲート試験もすんなりで、
その後の調教なども問題なく、
心身へこたれることもなく、
トントン拍子に6/16デビューが決まる
(京都5R・芝1600m)。

口取り申込も、ハズレ。
それでもやっぱりデビュー戦は現地で観たいから
当日淀へ。
京都競馬場がリニューアルしてから
初めて訪れたので、
色々新しくキレイになった所を回ったり、
コントレイルの銅像を記念で撮ったり。


先に応援馬券を買ってからパドックへ。
楕円のパドック。
日射しに耐えつつ、
正円だった旧パドックに思いを馳せる。

そうこうしているうちに5Rの出走馬入場。
2歳馬らしくあまり落ち着かない。

トータルクラリティもジョッキーを乗せる際に
ちょっとイヤイヤ。

返し馬も、ややクビが高い感じ。
思い切り掛らなければいいな、と願う。



ライバルのラトラースは
もっと引っ掛かりそうな感じ。
でも、川田騎手だからそれでも巧く乗る予感。
と、ここでラトラースは
中内田厩舎✕川田騎手だと気付く。
このタッグ、
ビットレート勝利時のタッグじゃないか。
不思議な縁。


そうしてまた感慨深くなっているうちに、
レース発走。
スタートは2歳馬らしく皆もっさり。
やはり掛かり気味にラトラースが前に行き、
早い目のスタートだったトータルクラリティは
4番手辺りで折り合う。
しかしペースはスロー。
これにしびれを切らしたか、
デムーロ騎手が得意の捲りで先頭へ。
自分の外から捲られて、
トータルクラリティも行きたがり前へ。
が、鞍上の北村友一騎手が何とかなだめる。
そのまま隊列ほぼ変わらず、直線へ。
馬場の真ん中を抜け出すラトラース。
その外から追って伸びてくるトータルクラリティ。
2頭の追い比べになるも、
残り100ぐらいでラトラースを交わし
半馬身差をつけて先頭でゴール!





夢にまで見た、新馬戦勝利!!クラッカー
たまにしか出資せず、
しかも低額の馬ばかり選ぶ
馬を見る目がない僕には
縁がないと思っていた。
ゴールした瞬間は鳥肌。
目の前で出資馬が勝つのは
ビットレートの未勝利戦(2015年5月)以来だから、
9年ぶり。
ただただ嬉しかった。
口取りを外側から撮って帰路へ。


~以下、クラブHPより引用~
(クラブHPの写真使用や文章の引用は、
キャロットクラブ様のご厚意により
許可を得て転載しております)


「今日はありがとうございました。
返し馬からけっこうテンションが高く、
向こう正面でペースが落ちたところでは
頭を上げるようなところも見せたのですが、
外から動いていった馬がいたこともあって
うまく収まりました。
直線追ってからはしぶとく脚を使ってくれましたし、
色々と経験できたレースになりました。
まあ馬体には余裕がありましたから、
ここで走り切ってくれたことで
ガスが抜けて落ち着きが出てくれるといいですね」
(北村友騎手)
「今日はありがとうございました。
けっこうピリピリしていましたが、
ジョッキーがうまく乗ってくれましたね。
初めての実戦ですが、
3戦、4戦分の経験ができたと思いますし、
これは今後に活きてくると思います。
まずは馬体に異常がないかをチェックした上で
一度放牧に出して
リフレッシュさせる予定です」
(池添師)



新馬勝ちだと
Gallopやブックに写真が載っていたので、
数日気持ちがはしゃいでいた僕は
両方購入。

まあ、冷静に見て
勝ちタイムは平凡だし着差も小さいので、
過度な期待は禁物だけれど、
1つ勝ったことで長く楽しめる。
怪我なく息の長い活躍をしてくれたら。

きちんと仕上げてくれた池添学調教師はじめ
厩舎スタッフの皆さん、
上手くなだめて末脚を引き出してくれた北村友一ジョッキー、
ありがとうございました!

次は秋かな。
ゆっくり牧場で休んで、
さらにパワーアップして帰ってきて。
トータルクラリティ、初勝利おめでとう&ありがとう!爆  笑