九州バス旅 13 (ひむか号①) | Qの乗りつぶしニッポン

Qの乗りつぶしニッポン

日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

バス旅2日目。この日は再び熊本県を目指す。

 

延岡駅、AM6時過ぎ。朝一番の冷えた静けさが好き。

 

昨日からお世話になっている延岡駅前バスセンターにてこの日乗るバスを待つ。

 

延岡~宮崎間を結ぶ高速路線バス「ひむか」号。この年(2014年)の4月からJR九州バスとの共同運行で開業した路線で、昔は国道10号線や旧道経由で宮崎~延岡間を結ぶ特急バス(名称はなかったと思う。余談だが、中学生の頃に鹿児島から高速バス「はまゆう」号で宮崎まで移動し、宮崎から日向市まで下道を走る特急バスに乗ったことがある。特急バスは只管国道やら旧道(佐土原、高鍋、都農市街地)やら走るのだが、約2時間ぐらい掛かった記憶がある。)があったが廃止になり、東九州自動車道の開通後に高速バスとして復活した形だ。この車両は「ひむか」号専用で導入されたものらしい。残念なことに、2021年3月いっぱいでこの路線は運行休止となっている。

 

車体の側面にはこのようなラッピングがあった。営業開始当時は1日8便で高速道路上のバス停を通過するノンストップ便が6便で全てのバス停に停まる各駅停車が2便。私が乗車したのは後者となる。

 

車内。2列+2列で最後部にレストルームが付いている。2時間ちょっとの高速バスで途中休憩がないのでトイレが設置されているのだろう。

 

シートはあまり見たことないタイプで、リクライニングレバーが座面横にあって大き目。壁側に携帯充電用のコンセントがある。


バスセンターの待合室にはこのバスの乗客以外誰もおらず。ここから乗車したのは4人ほど。

 

AM6:10、延岡駅前バスセンターを出発。駅前の通りへと出る。現在は県道16号線だが、旧国道10号線。

 

祇園町付近。目の前を横切るのは昨日通った国道218号線。この先少し盛り上がってるところは五ヶ瀬川に架かる板田橋。

 


五ヶ瀬川を渡り、中央通へ。この交差点の先に中央通2丁目バス停がある。この右手に延岡城があった城山がある。カーブの先の少し盛り上がっているところが五ヶ瀬川の分流に当たる大瀬川に架かる安賀多橋。

 

大瀬橋に架かる安賀多橋から下流(日向灘、太平洋側)を見る。向こうに見える橋は須崎橋。

 

左手には旭化成ベンベルグ工場の煙突が見えてきた。ベンベルグは旭化成の登録商標で一般的にはキュプラと呼ばれている素材。旭化成の前身となる会社が1931年からこの地で製造している。因

みに、ベンベルグはドイツのJ.Pベンベルグ社(ヴッパータール)が工業化した素材で、ヴッパータールのJ.Pベンベルグ社本社があった場所にはベンベルグ通り[Bembergstraße]がある(ヴッパータール中央駅北東側のヴッパー川(ヴッパータール空中鉄道が走る川)を越えた辺り。

 

ベンベルグ工場の前にはイオン延岡がある。バスは工場前のバス停で停車。

 

ということで、ベンベルグ前バス停に停車。延岡市内には他にも、「レーヨン前」や「雷管」など旭化成の商品に因むバス停が存在する。幼い頃は「変わった名前のバス停が多いな」という印象だった。

 

その後、ベンベルグ前バス停からイオン延岡バス停へ変更されたようだ。AM6時台のイオンは当たり前だが誰もいない。

 

ベンベルグ前、向陽俱楽部前とバス停を経由して県病院前バス停にて2名乗車。

 

ここまで延岡駅前バスセンターを起点として延岡市内をJ字状に進み、東九州自動車道の延岡IC方面へと向かう。

 

次が延岡市内最後のバス停、延岡消防署前。その先は東九州自動車道のバス停を経て宮崎市内へと入る。

 

延岡消防署前バス停を通過。消防署では朝早くから隊員が集まって何かしていた。ご苦労様です。

 

市内をぐるっと回った形だが、出発してここまで20分程度である。

 

<つづく>