※2014年6月の話。
<三陸鉄道北リアス線>
【宮古~久慈】
北リアス線は震災の影響で不通区間などもあったが、私が訪れた約2か月前に全線復旧したばかりだった。
三陸鉄道の宮古駅。現在この建物は三陸鉄道本社となっており、2019年3月にJR山田線の宮古~釜石間が三陸鉄道へ移譲されたと同時にJRの宮古駅が三陸鉄道の管理となり、JRとの共同使用駅となった。
三陸鉄道の宮古駅の左側にあるJRの宮古駅。現在は三陸鉄道が管理しているJRとの共同使用駅。
駅舎の右側には前年の2013年5月に25回目の被災地支援活動を行ったAKBグループメンバーの顔ハメ看板が設置されていた。左から小林茉里奈(2015年卒業、現在はFBS福岡放送のアナウンサー)、小森美果(2013年卒業)、朝長桜美(2020年卒業)、(-)、渡辺麻友(2017年卒業)、梅田彩佳(2016年卒業)、松原夏海(2013年卒業)、秋元才加(2013年卒業)。わかる限りで2018年9月でもまだこの看板は設置されていたようだが、現在はどうなのだろうか。
久慈行。車両は36-207で、この車両はNHK朝の連ドラの「あまちゃん」にて『北三陸鉄道リアス線』の車両として撮影に使用された。
車内にはポスターとロケに使用した旨のPOPがあった。
車内はこんな感じ。
宮古を出発。最後尾からの景色を主に堪能する。右はJR山田線の線路。北リアス線の一部は元国鉄の路線で、宮古から田老までは国鉄宮古線だった。
JR山田線とお別れ。
市街地の北にある山口団地に到着。2010年10月に開業した新しい駅。“駅長室”の表示が見えるが、そういったものはなかったように思える。
一の渡駅。静かなところ。
佐羽根駅。もっと静かなところ。
津波の被害が大きかった宮古市田老地区。現在、写真左手には太陽光発電所のソーラーパネルが設置されている。
田老を出発。反対側には宮古行の普通列車。3両編成だが後ろ2両は36-R型の団体貸切用の車両を運用しており、最後尾は回送車両としていた。駅のホームには近くの宮古北高の生徒たちではないだろうか。
通勤通学での利用が地方鉄道の存続の“カギ”となり、利用者にとってみれば重要な“足”でもある。
宮古からここ田老までが国鉄宮古線でここから普代までが三陸鉄道の新線として建設された区間となる。
<つづく>