道東周遊旅 15 (3日目:湖と駅と雪とクリオネ) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

2014年5月下旬の道東の旅。

 

宿を出て、すぐ近くにある網走湖へ。網走湖は面積32.3㎢で日本で17番目の大きさ。網走湖の近くには3番目の大きさのサロマ湖、14番目の大きさの能取湖、30番目の大きさの濤沸湖など、大きな湖だらけで、これら全てが汽水湖である。

 

上記の湖は海水面が上昇し陸地に侵入した水がそのまま残ったこと、もしくは海流、河川によって運ばれた砂で堰き止められたことにより湖が形成されたもの。このような湖を海跡湖という。海跡湖は長い年月をかけて河川など陸地からの水が海水(塩水)と混ざり塩分濃度が低い汽水、もしくは淡水へと変化していくが、網走湖のように湖面標高が0mの場合に海へとつながる河川から海水が逆流するため汽水湖となっている。特に網走湖はある一定の深さ(現在は約7m)から真水に比べ塩分濃度の高い海水(比重が重い水)が湖底へと沈んでいく2層構造の湖となっている。

 

周りの山の上の方は雪が薄く積もった状態。5月末なのに・・・。

 

ボート競技が行われる湖ということなので通常は穏やかな湖面なのだろうが、この日は少し波立っていた。

網走湖には流入する河川により栄養が多い水が貯えられ、貝の養殖などの漁業に大きく貢献している。しかし、多雨などによる濁水や塩分濃度の高い下層の水が海に流れ出ることによる漁業への被害も懸念されている。

 

網走湖から天都山を経由して網走市街地へと向かう。天都山山腹には観光施設となっている『博物館網走監獄』があるが、ここに元々刑務所があったわけではなく、現在の本物の網走刑務所建替えの際に古い刑務所施設を移築復元したものである。

 

市街地に入る。網走駅。

 

この時、実は雪が降っており、5月末のオホーツク海沿岸部でも雪が降るんだなとびっくりした。

 

この写真でも雪が結構降っているのわかる。

 

網走刑務所を意識したような網走駅の表札。

 

めちゃくちゃ意識してる。監獄の向こうには有害図書廃棄用の白ポスト。

 

屋根があるところなので気温は4℃だが、外の気温計は2℃となっていた。

 

温まるために缶コーヒーを2本。北海道限定のコーヒーは多いが、逆に沖縄限定のコーヒーとかって見ないな・・・。

 

道の駅流氷街道網走にて一休み。

 

この時期なのでもちろん流氷はない。少しずつ晴れてきてはいるものの寒い。

 

折角立ち寄ったので、ソーダ味のクリオネグミを購入。シュワーっとクリオネの味がします(嘘)。

 

<つづく>