北陸東海ぐるり旅 14 (リニア・鉄道館① C62と300X) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

2014年1月末のお話。

 

かき揚げ丼を食べ、まだまだ時間が余っていた。なので、少し遠回りしながら時間潰し。栄方面の乗り場とは逆側で電車を待つ。

 

大曽根方面へ向かう。

 

大曽根に到着。ここで乗り換えて、更に乗り換えて金城ふ頭へ。目の前のJR中央本線を特急「しなの」が長野方面へと走る。

 

あおなみ線に乗って、終点の金城ふ頭駅近く。伊勢湾岸道の名港中央大橋(手前)と名港東大橋(奥)が見えてきた。名港中央大橋は元々の計画案では吊り橋となる予定だったが、吊り橋を支えるアンカレイジを設置しようにも地盤が軟弱なため、斜張橋へと変更された。横浜ベイブリッジと同じく、ファン型の斜張橋である。

 

同じく伊勢湾岸道の名港西大橋。上記を含めて3つの橋を“名港トリトン”という愛称でまとめている。手前にあるのは「ファニチャードーム」という大きな家具屋さんの当時の建物。現在は新たに建て直され、この辺りは駐車場となっている。その奥の緑地部分は現在のメイカーズ・ピアで、その奥にレゴランド・ジャパン・リゾートがある。

 

ちょっと変わったデザインの屋根。

 

JR東海のロゴが見える。

 

あおなみ線の終点の金城ふ頭駅から歩いて約2分のところに『リニア・鉄道館』がある。

 

JR東海が自社に所縁の車両を集めている展示施設である。このような展示施設には珍しく、JR沿線に位置していない。この施設には動態保存車はなく、全て静態保存。館内の撮影は一部(「撮影禁止」の表示ある場所)を除き可能。

 

入口に一番近いところで展示されているC62-17号機。狭軌鉄道の世界最高速度(129km/h)を記録している。現存しているC62は5両、その内3両が京都鉄道博物館にあり、その内の2両(C62-1、C62-2)は動態保存されている。残る1両(C62-26)は静態保存。

5両の内1両(C62-3)はJR北海道苗穂工場内の北海道鉄道技術館で静態保存されている。

 

運転台に座ることはできないが、見学は大丈夫。

 

新幹線955形試験電車の955-6。1996年に日本国内最高速度443.0km/hを記録。これは当時の世界記録でもある(現在は2007年にフランスのTGVが記録した574.8km/h)。

 

新幹線300系の後に更なる技術革新のために制作された高速試験用電車。通称“300X”。この車両はあくまでも試験用で営業運転を念頭に置いたものではなかった。

 

展示してあるのは東京側の955-6。博多側の955-1は米原駅近くの鉄道総合技術研究所・風洞技術センターに屋外展示してあり、先頭の形状が違う。

 

普段見られない連結器側も見ることができる。

 

国内最高速度のエンブレムが控えめに付いている。この車両の中を見ることはできない。

 

<つづく>