北陸東海ぐるり旅 6 (ソースカツ丼) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

<サンダーバード32号>
【金沢~福井】

 

いかにも冬の北陸らしい天気。見るからに寒い。

 

福井に到着。金沢から福井へは特急で約50分弱。北陸新幹線が延伸した場合だと20分短縮されるというので、30分ほどで移動できるようになるのだろう。

 

福井市繁華街側の福井駅西口。まだ駅前広場の工事中。

 

市街地の併用軌道を走る福井鉄道福武線の770形電車(776-777)。元名古屋鉄道の岐阜市内線などで使用されていた路面電車型の車両を廃線のタイミングで譲渡されたもの。以前は名古屋鉄道が福井鉄道の筆頭株主(約33%)であったのだが、2008年に全株を沿線のサポート団体等に譲渡したことで名鉄グループから離脱している。以前に乗った時の様子はこちら

 

この旅で福井に来た理由がここ、「ヨーロッパ軒」。1913年に早稲田大学前で創業したヨーロッパ軒は10年後に起きた関東大震災を機に創業者の故郷、福井へ。店名の由来は創業者が6年間ドイツ・ベルリンにて料理研究の留学をしたことがきっかけ。お目当てはソースカツ丼。ちょうど創業100年を迎えた老舗の味を楽しみに駅に近い総本店へとやってきた。

 

注文したの「大カツ丼セット」。カツ丼にサラダとみそ汁が付いたセットだが、カツ丼を大盛にしてもらった。

 

カツは薄めの豚ロース、モモ肉を目の細かなパン粉をつけてカラリと揚げたもの。その揚げたての内にウスターソースをベースとした秘伝のたれをかけてご飯に載せたこの店特有のカツ丼である。これがサッパリとしていて軽い口当たりで素直に食べられる。セットではなく、トッピングでカツを多めに注文すればよかったかな。

 

創業者が考案したこのソースカツ丼は留学先で学んだ『シュニッツェル』がベースとなっている。ちなみに、ヨーロッパ軒ではビーフカツ丼もあるし、“メンチカツ”を載せた「パリ丼」というものもある。何故「メンチカツ」が「パリ」なのかはわからない。

 

さて、ご飯を楽しんだら次の場所へと移動。積もりはしないがずっと雪が降っている。正面奥が福井駅。

 

先ほどと同じく770形の路面電車型車両。

 

電車は福井駅前電停へと向かっていった。福井駅西口広場改修後には駅前にあった電停が駅直結と変更になる。そうなると、乗りつぶしとしては100mちょっとだけだが新たな路線ができるので、乗りにいかなければならない(実際に2016年に乗りつぶしに行ったが、それはまた別の機会に)。

 

アップにすると雪が降っているのがよくわかる。

 

駅に行く途中にあった喫茶店。何だ、“王朝喫茶”って。めちゃくちゃ気になったが、時間の都合で諦めた。

 

<つづく>