海沿いをもう少し先まで進む。この辺りはカステレット[Kastellet]という星形の要塞があり、今は公園となっている。
この先にコペンハーゲンの観光名所の1つがある。
中央の岸のそばにちょこっと見えている。
人魚姫の像。言うまでもなく、デンマークを代表する作家、アンデルセンの童話「人魚姫[Den lille Havfrue]」に登場する人魚をモチーフとした像。人魚に脚があるのは、像の製作の際にモデルとなった方の脚がきれいだったからそのまま残した、という話は何回か聞いたことはあった。
像の近くには人魚姫の像の設置を示す説明板。
『像に登らないでね』って当然でしょうけど、これまでこの像が受けてきたいくつもの災難(いたずら、破壊)を考えれば、このぐらいの文言で済むのだろうか・・・。
因みに、ここに設置されている像はレプリカらしく、本物はこの像の作成者であるエドヴァルド・エリクセンの子孫が所有しているとのこと。
実際には高さ80cmぐらいに見える。
大きさが比較できるかな。
この方は見てすぐ帰られました。
何となく肩を落としてがっかりしているように見える人魚。
人魚姫の話をこれまでちゃんと読んだことはなかったのだが、改めて読んでみると実に儚く悲しい話であった。
さっきの方以外に誰も周辺にはおらず。
観光客のいない観光名所って、ちょっと寂しげで哀愁が漂っていた。
<つづく>