九州乗りつぶし 30 (日田彦山線) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

田川後藤寺で1分の接続で乗り換え。
といっても同一ホーム上なので特に問題はなし。
黄色のキハ125からキハ147に変わる。

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一本松駅裏のこんもりとした山は
俗に言う“ボタ山”の名残なのだろうか。
こういった瓦礫みたいなものが積まれている所は何箇所かあった。

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1つ山を潜るとスイッチバックで知られた呼野駅に到着。
遠くに石灰岩の採掘所が見える。

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これらの山の向こうはカルスト台地で有名な平尾台である。
採掘された石灰岩はベルトコンベヤを使って
海側の苅田辺りまで運んでセメントを作っている。
昔、この業界の友人に聞いた話で、
石灰岩だけではなく近隣地域の汚泥や一般ごみ、
産業廃棄物なども破砕・分別・焼却したりして
セメントの原料の一部や燃料にしているとのこと。
最終処分場が埋まる速度を遅らせる1つの方策らしいが、
簡単に言えばこれもリサイクルなのかな。
この辺りでセメント産業が盛んなのは豊富な石灰岩の産出と
筑豊の石炭があったからなのでしょうか。

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志井公園に到着。

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ここで一旦日田彦山線と離れます。

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ここから歩いてすぐのところにある
北九州モノレールの企救丘駅に向かいました。

モノレールで小倉駅まで行き、
再び日田彦山線で田川後藤寺に戻ります。


<日田彦山線>
【城野~志井公園】

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小倉を出発して、隣の西小倉。
向こうは鹿児島本線側のホーム。
その向こうは高架橋耐震工事中の山陽新幹線。

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再び戻ってきて、香春駅。
向こうに香春岳が見える。
石灰岩の採掘の影響で一ノ岳の山頂部が切り取られている。
三ノ岳は古く昔から銅が産出され、
奈良の東大寺の大仏造立に使用されたとあるが、
その当時の日本国内から集められた銅の一部ということだろう。
砒素の含有量から秋吉台近くの長登銅山辺りの銅が
使用されているという研究もある。
どちらにしろ、大陸に近い地域であることから
渡来人の知恵を受けながら
陶磁器の作成や銅の産出・利用を行っていたのだろう。

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こちらは香春太平洋セメントの香春工場の廃墟。
煙突に書かれていた工場名はなくなっています。