九州乗りつぶし 9 (熊本フェリー・オーシャンアロー) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

延岡から高千穂、阿蘇を経て、熊本入りして
天草まで足を伸ばした1日目が終わり、
2日目は熊本を離れて長崎方面へ。
その際に熊本から島原へのルートとして目を着けたのが「熊本フェリー」。
SUNQパスが使えるのでまさしく“渡りに船”だった。

フェリーの出発港である熊本港へ向かう。
朝早く起きて、始発のフェリーで島原へ。

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今回は熊本城をじっくりと見る時間がなかった。
なのでちょこっとだけ拝んでおきました。

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熊本港行きのバスに乗るために熊本交通センターへ。
が、しかし、バスの時間を見間違えていたため
バスは20分も前に出発していた。
なので、仕方なくタクシーで港まで。
でも、タクシーの運転手さんが話し好きで車内は結構楽しかった。


<熊本フェリー(オーシャンアロー)>
【熊本港~島原外港】

熊本~島原間は約20km。
これは東京湾の川崎~木更津間とほぼ同等の距離。
従来のフェリーだと1時間掛かる距離だが、
半分の30分を実現するために
30ノット(56km/h)の高速船を導入することになり、
それが「オーシャンアロー」である。

偶然にも、私にとっては今年2回目の“オーシャンアロー”である。

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熊本港フェリーターミナル。

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1階の切符売り場。
左手が熊本フェリー(オーシャンアロー)の窓口。
SUNQパスを見せると乗船券を渡してくれた。
この時対応してくれた係員が結構面白い子だった。
素直というか、天然というか・・・。
右手が九州商船フェリーの窓口。
こちらは従来通りのフェリー(行程1時間)で、
SUNQパスは使えない。

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こちらがその「オーシャンアロー」。
見た目の形はモーターボートのようだが、
超細長双胴船SSTH(Super Slender Twin Hull)というもので、
文字の通り細長い2つの船を横に並べて繋げた形で
縦揺れが少ない乗り心地のいい高速船です。
こう見えても全長72mとかなり大きい。

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1993年に出来た新しい港である熊本港は人工島にあり、
陸地とは橋で繋がっている。
山の向こうに熊本市街地。
「この山に雲が掛かると、熊本市内は雨が降る」
と朝のタクシーの運転手さんが教えてくれた。

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タラップの大きさと比べると船の大きさがわかると思う。

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船内客室は2フロアに別れていて、
上の階が主にグループ用のテーブル席。
下の階が個別シートになっている。
両サイドにはカウンター付きの2人用席など
色んなパターンの席が用意されていてかなり凝った趣向になっている。

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下の階の先頭部には特別席(スペシャルシート)が用意されていて、
船内の売店で料金を支払う形となる(¥400)。

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革張りのシートで
珍しいのがオットマンが付いている事。
乗船時間が30分なので、
このシートに座るかどうかは微妙なところだと思う。
(私は折角なので座ってみました。)

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特別席からの景色はこんな感じです。

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雲仙岳が正面に見えます。
船上でガラス越しではなくはっきりと見たい方は
島原から熊本に向かう便に乗って
後方のオープンデッキでご覧いただいた方がいいと思います。

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フェリーはあっという間に島原外港に着きました。
湾内ということもあり波が高くないのか
それとも船の性能が凄いのか殆ど揺れません。
強いて言えば新幹線に乗っているような不思議な感覚。
船を造ったIHIの技術力か、ベンツ製のエンジンのおかげか。
こういう船での長旅ならやってみたんだけど・・・。

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島原外港フェリーターミナル。
この後、歩いて5分ぐらいのところにある
島原鉄道の島原外港駅に向かいました。