久々に娘と2人のお出かけ 

 


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このブログは
統合失調感情障がいの息子との
日々を書いています
(時々、双極II型の娘とのことも…)

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この病気が100人にひとりと
言われている割に、
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そして、
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アラカンになりつつある
おりおん
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モネの絵ばかりがズラリと揃うという

魅力的な展覧会が

大阪中之島に来ていますね。


https://nakka-art.jp/exhibition-post/monet-2023/


先月末、娘と2人で行ってきました。

土曜日ということで、すごい人出でした。


今回の見所は娘によると、

「連作」を並べて拝観できることだと言います。



私は何となくモネは好きになれなくて、

睡蓮シリーズなんかも、ピンと来なくて

遠い人という感じがしていました。



何というか「人間の匂い」みたいなものが感じられなくて…嘘くさいというか…(スミマセン、モネさん)



でも食わず嫌いは良くないし、

今回、娘と一緒にモネの絵に対峙してきました。



モネと言ってもいろんな画風があって、

若い頃から様々な変遷を経て来たんだなーと、

当たり前ですが思いました。



円熟するに従って画風も固定されていくのですが

そこに一貫しているのは

水に映っている世界への憧れ???

(あくまで私見)


自然の風景の中で、池や湖など水の中に映り込む

木々や花、家や人、空…

そっちの世界に引き込まれてるんじゃないのかしらということを感じました。



現実よりも、それを映す水鏡の方へ。



だからゴッホみたいな人間臭さが感じられず、

淡白で儚げなのかしら?




中にはゴツゴツした岩肌を描いた連作もあるのですが…


だとしても、目の前の対象の向こう側の

何かを見つめているような

遠い目をしている感じがするのは私だけかしら?



今回、並べてあった連作のひとつとして

「積み藁」シリーズがありました。



娘が「これ好きなんよね」と言っていたものです。



日本でよく見るハゼ掛け米のように、

収穫した麦穂を

脱穀する前に地面に積んで乾かす行程の

風景だと書いてありましたが、


 

人間の手が掛かった麦の積み藁の山が

そこここにこんもりと描かれており、

ただ自然を描いているものよりも、

そこに人間の営みがあるのがわかるのですが、


それでも、その積み藁は

人間の営みよりも

造形的な面白さ、光の当たり具合による

色彩の変化を描きたかったのかな

と思わせるものでした。



ただ連作の中にひとつだけ、

母と娘がその積み藁に寄りかかって座って

語らっているような作品があり、

その明るい安らかさにうっとりとなりました。


娘と行ったからかな?

とても印象に残りました。



もう一つの連作、

霧の中に浮かび上がる

チャリング・クロス橋は、

やはり霧という「水のフィルター」を通して見た

人工物であり、

ロンドンという街の霧深さ、神秘さ

やはり向こう側の世界を見ている感じが…


この連作は、家に帰ってからアトリエで

何枚も仕上げたものだそうで、

モネの心の陰影を暗に表しているのかしらと

思ったりしました。



そして「睡蓮」

晩年のモネがたくさん描いているのだけれど、

水に映り込んだ世界と

現実の世界との間に咲く花としての睡蓮に

思い入れがあったのか…

(あくまで私見)



そんなことを感じて

少しはモネの心がわかったような気持ちになって帰ってきたのでした。(見当違いだったらスミマセン、モネさん)