すでに皆様ご存じの通り先日日本の総理岸田文雄が「卒業旅行」代わりに米国を訪問して聴衆もまばらな中で国連総会で演説したりバイデン大統領の私邸に招かれたりゼレンスキーにウクライナの最高勲章を手渡される等の一連の行事で総理としての最後の「思い出作り」を行いました。国連総会で聴衆もかなりまばらな中で演説したというのはウクライナのゼレンスキーも似たような状況だったようです。世界各国の首脳も"銭くれ好きー"さんに内心はうんざりし始めているのではないでしょうか。タッカー・カールソンのメッセージがそのまま過ぎて笑えますww

下は岸田文雄の演説の時の会場の様子↓

そして今回ゼレンスキーがアメリカ訪問したのは彼自身が作成したという「ウクライナの勝利のプラン」をバイデン、カマラ・ハリス、トランプの3氏に提示して説明しロシア国内への米の長距離兵器ATACMSの使用許可を貰うことと更なるウクライナ支援を求める為でした。当初トランプ氏はゼレンスキーとの会談を断ったと報じられていましたがそれでもどうしてもと懇願されトランプタワーで会談が行われたようですがトランプ氏の「この戦争を早く終わらせなければならない」という考え自体はゼレンスキーの「勝利のプラン」の説明を聞いた後も変わることはなかったようです。下の記事はゼレンスキーに合う直前のトランプ氏の選挙キャンペーンでの演説内容ですがトランプ氏は西側大手メディアが流す「ウクライナは戦争に勝つことができる」という大嘘に騙されてはいないことがその発言からうかがえます。

(日本語に変換したもの:自動変換なので記事のサブタイトルがおかしな和訳になっていますがご了承ください

(以下、上記記事の和訳開始)ウクライナは「消滅した」- トランプヴォロディミル・ゼレンスキーのロシアとの合意拒否は彼に国というコストを負わせたと元米国大統領は宣言したドナルド・トランプ前米大統領はロシアとの交渉を拒否したウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領を激しく非難しウクライナは今や「消滅」しキエフはモスクワとの紛争の最前線に「幼い子どもと老人」を送り込むしかないと主張したゼレンスキー氏は現在ニューヨークで開催される国連総会に出席するため米国を訪問しておりジョー・バイデン大統領の政権の主要人物にいわゆる「勝利計画」を売り込んでいる。しかし共和党議員らはゼレンスキー氏がトランプ大統領とその副大統領候補であるJ・D・ヴァンス氏を公然と批判したことを非難しているトランプ氏はトランプ大統領の民主党の対立候補であるカマラ・ハリス副大統領の主要同盟者であるペンシルベニア州知事ジョシュア・シャピロ氏が主催した兵器工場でのイベントに出席し共和党員のさらなる怒りを買った。トランプ大統領は木曜日ノースカロライナ州での集会でゼレンスキー大統領が自分に対して「ちょっとした意地悪な中傷をした」と非難した後、同大統領のロシアとの紛争への対応について言及した。「国は完全に消滅した」と彼は断言した。「偉大な兵士たちを含め何百万もの人々が死んだ。金色の塔のある豪華な建物は破壊され崩れ落ちて横たわっている。ウクライナは消えた。もうウクライナではない。これらの都市や町を再び取り戻すことは決してできない」そしてバイデンとカマラはゼレンスキーにこれまでどの国も見たことがないほどの資金と兵器を与えることでこれが起こることを許した」と彼は続けた。「しかし今ウクライナは兵士が不足している。兵士が死んでいるため彼らは幼い子供や老人を使っているのだ。」ウクライナ軍は死傷者数を公表していないがロシア国防省はキエフの死傷者数を約50万人と推定している。ウクライナの人員不足は西側メディアによって詳しく報道されており同国の最高司令官は今月初め新兵がわずか6週間の訓練を受けただけで戦闘に送られることが多いことを認めた。トランプ氏はバイデン氏とハリス氏はロシアと「簡単に」合意し紛争の勃発を防ぐことができたと主張した。しかしバイデン氏は「多くの誤った発言や愚かな発言」を通じて「紛争を煽った」のだ。そして我々は、合意を拒否する男に何十億ドルも与え続けている」とトランプ大統領はゼレンスキー氏に言及し「どんな合意でもたとえ最悪の合意であっても今の状況よりはましだったはずだ」と述べた。ロシアとウクライナは2022年にイスタンブールで行われた会談で和平協定に合意したと報じられている。この協定にはウクライナが軍事的中立を宣言し軍隊を制限しロシア系住民を差別しないことを誓約することが含まれていた。その見返りとしてモスクワは他の主要国に加わりウクライナに安全保障の保証を提供することになっていた。しかしゼレンスキー氏は最後の瞬間に交渉から撤退した。ウクライナの交渉担当者デビッド・アラカミア氏、元米国務次官ビクトリア・ヌーランド氏、および複数のウクライナメディアの報道によると米国と英国はゼレンスキー氏に交渉を断念するよう説得するのに重要な役割を果たしたという。トランプ氏は11月に大統領に選出されれば「24時間以内に」紛争を解決できると主張している。しかしゼレンスキー氏はトランプ氏は「戦争を止める方法を本当に知らない」と述べクレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は戦闘を一夜にして止められる「魔法の杖があるとは思わない」と述べている。トランプ氏の発言は選挙キャンペーン期間中の演説での発言ですので多少オーバーに煽っているところがありますがウクライナ軍が「幼い子供や老人」を兵士として送り込んでいるというのはあながち嘘ではなく(幼い子供まではいなくても少年と老人は送り込んでいる)今までにロシア軍に捕虜として捕らえられたウクライナ軍兵士の中には少年兵(おそらく志願したであろう少年たち)とお年寄りがいました。

ウクライナのネオナチであるアゾフ連隊(アゾフ大隊)は少年少女向けのサマーキャンプ(軍事訓練キャンプ)も行っています。

トランプ氏のコメントを読む限りウクライナ軍が兵士が足りなくなってきていることやバイデン政権がどんなに兵器を送ってもウクライナ軍が劣勢になっている状況を彼は正しく情報を得ているようです。そんなトランプ氏が大統領になるのを恐れているウクライナ戦争の利得者の連中はトランプ氏暗殺を2度も企てているわけですが最近はトランプ氏暗殺の陰にはイランがいる等と何の証拠も提示せずに言い始めました。

状況から見て最初の狙撃手(現場で死亡)も2番目の狙撃手も民主党に献金していたり(最初の狙撃手と言われているトーマス・マシュー・クルックス容疑者は18歳になって初めて献金したのが民主党の関連団体だった)(2番目の狙撃手のライアン・ラウス容疑者は)ウクライナまで出向いて外国人傭兵を募集したりする広報活動に携わっていたりCIAとのつながりも噂されているわけでどちらの狙撃手も米民主党に関わっている点はあってもイランにつながっている証拠など今までひとつも出てきていないのですがなぜイランに責任を擦り付けようとしているのでしょう?そしてトランプ氏陣営も「イランが背後にいる」とのバイデン政権周辺の人たちやその傘下で働いている諜報機関が言っている情報をなぜまともに真に受けているのかが不思議ですがイスラエルのシオニスト絶対支持のトランプ氏はイランがトランプ氏を暗殺しようとしているというストーリーを真に受けたほうがイランを攻撃できると思っているのかもしれません。もしトランプ氏が次の大統領に選ばれた場合ウクライナへの支援金は確実にゼロになる、もしくはかなり減らされる可能性が高いのであってその代わりに中東でのさらなるエスカレートが懸念されます。日本では自民党の総裁選が9/27に終わったばかりで石破茂氏が総裁になりましたが彼にも全く期待はしていません。彼は「軍事オタク」として知られていますが言っていることが「アジア版NATO」とか日本を余計に危険に晒すものでしかありませんし実に愚かな考えです。日本は2022年以前まではさほど外交関係も深くはなかったウクライナにべったりと寄り添ってアメリカに次ぐ巨額の支援を行って岸田文雄が最高勲章を貰うなど国益を害することばかりをやってきましたが次の大統領にトランプ氏が選ばれた場合に対ウクライナ問題等で外交政策を切り替える準備はできているのでしょうか?日本はどうせ米国の言われるがままにカネを出すだけだから準備などしなくということも言えるのかもしれませんが最も兵器もカネも送ってきた米国がウクライナ支援から手を引いて「あとは欧州と日本で支援してやれ」と言われたら「はいはい分かりました」とまたさらにお金を出すのでしょうか?先日トランプ氏が大統領になった場合の副大統領となるJ.D.バンス氏がアメリカが気前よく納税者のお金をウクライナに送っている間に欧州はあまり支援していない。特にドイツはウクライナの戦後復興に支援をすべきだ」との「欧州に丸投げ」するかのような発言がありました米国はウクライナ支援から撤退し欧州もウクライナへの金銭支援には及び腰で支援金額が減っていっている中で便利に使われる「世界のATM」としてまた日本が不名誉な形で脚光を浴びるのではないか…あとは「米隷属外交」に心配を隠せないです。