迫力【徳島 柿原堰】折り重なる水と水 | 阿波マニア

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徳島県の観光名所にはあまり取り上げられない、しかし奥深いマニアックなスポットを探索するブログ

徳島県の吉野川と言えば以前、可動堰化が白紙撤回された報道で知られる「第十堰」が県外でも有名だろうか
しかし、第十堰より10kmあまり上流にある【柿原堰】については徳島県人でも案外知らない人が多いように思う

吉野川は源流から河口に至るまで多種多様な表情を見せ、そのそれぞれが個性的な美しさを誇っている
だが、あくまで筆者個人的には“中流域”こそが最も吉野川を雄大・優雅に映していると思っている

そんな吉野川中流域の流れも、また、その美しさゆえに道行く人の足をも一時的に留めてしまうのがこの【柿原堰】だ
激流を制するは静水
大河の流れはここ【柿原堰】でいったん鏡面のごとく静まり力を溜め込む

鏡のような水面が空を森を山を写す

奥に見えるのは「阿波中央橋」
北詰の袂には世界的に有名なインテリアデザイナー、イサム・ノグチ作の彫刻がある


一旦、勢いを溜め込んだ流れは何本にも分かれ、再び勢いをつけて折り重なるように合流し、やがて1本の流れへと戻る

この迫力と壮大さは何十分も眺めていられる




流れはさらに20数kmの旅の末、川幅1000m以上に達して紀伊水道へと注ぐ



属性:自然、レジャー、絶景、

穴場度 :4

マニアック度:3


レジャー度:2
アクセスの良さ:4
総合:3.5

過ごしやすい季節にお弁当など広げると最高

ルアー釣りでブラックバス、ニゴイ、ウグイなどの実績がある。春には“幻の魚”サツキマスの遡上ルートでもある
ただ、この手の堰や堰堤の類は上下流数十mの区間、禁漁の場合が多いので、釣行する方はよく調べてから行くことをおすすめする

駐車スペース:この日は土手下の河川敷に駐車スペースがあったが、季節によると草ボーボーで停められないかもしれない
また、河原はよく地形が変わるので注意
(注)路上駐車はおすすめしません。ルール、マナーを守って訪れましょう。

探訪日時21.7.15 11:30ごろ
〒771-1401 徳島県阿波市吉野町柿原