体力が落ちた。死臭が漂う気がする。頭が痛いし吐き気が収まらない。血圧が急激に低下して意識が飛びかける。このまま意識を失うと死ぬのだと思う。死んでも構わぬがこのままでは詰まらない。変態には変態の死に方がある。
やはり多くに囲まれて死にたい。病院のベッドを妻と息子達や孫達やその嫁達が囲む。
「お父さん!」
「爺ちゃん!」
「横浜流星君」
一番上の孫には爺ちゃんと呼ばず横浜流星君と呼べと教え込んだ。お年玉もたくさんやるし大きくなったらクラブに連れて行き女を紹介するからと。
看護婦が最期の脈拍を取っていたが白衣の上からでも巨乳だと分かる
僕は身体を起こすと看護婦の胸に顔を埋めた。白衣越しにブラジャーのごわごわと巨乳の柔らかさと硬い乳首が感じ取れた。乳首は鼻でクイクイ押した。
「あ!感じる!久、久し振り!誰も相手にしてくれないもの!気持ち良い!」看護婦は切羽詰まった声を挙げた。
「白衣とブラジャーを脱いでカチカチに硬くなった乳首吸わせろ!」と辞世の句を詠んでから直ぐに僕は事切れた。やはり自分の死でも遊びたい。
ほんの少し前まで人間も動物も死とは何か決まっていた。自分で食い物を食べれなくなると死だつた。
今は喉や異に穴を開け栄養を取る。僕はそれを悪いとは思わないしそれを必要とする人は認める。僕は
どんな延命治療も拒否すると親戚一同に公言してるし、医師の確認のため一文を書いている。
「ベィビーわるきゅーれ」は日本映画にしては支離滅裂で荒唐無稽で映画の起承転結を無視した傑作だったが、どうしてもワグナーのワルキーレ騎行とダブル。
ワルキーレ騎行を決定的に有名にした映画がある。ベトナム戦争を描くフランシスコッポラ監督の地獄の黙示録」である。最初のシーンが米軍の戦闘ヘリアパッチが一斉に出撃する。このときにワルキーレ騎行が鳴り響く。似合いすぎるほど似合う。
ワグナーは音楽家てあると、つ