バブルが弾けて | 錦鯉春助の冒険

錦鯉春助の冒険

日常の恐ろしき風景

 バブルを辞書で調べると「実体の価値より過大評価される経済状態」である

 主な対象は土地だ。
 僕は共産主義者ではないが地球の土地を金で売買出来るのは不自然と思う。だって地球の土地は人類共通の財産ではないか

 しかし人類共通の財産から個人の財産に変換することで人間の社会制度が始まった

 勿論、人間が作った土地はある。埋立や開墾がそうだ。しかし自然な土地の値段は人間の作る付加価値でプラスにもマイナスにもなる

 鉄道や道路が開通すると何倍も何十倍もあがる。良い例が熊本の田舎に半導体の工場ができたから土地は挙がり放しだ

 馬鹿らしくて百姓など出来ないと売る人が現れる。大金は入るが毎年土地から頂く恵みは終わる

 逆に鉄道が開通しても開かずの踏切が多ければ地価は下がる。だから葬儀屋や擁護学校が地域にできるのを大反対するのだ

 誰もが土地を買い土地自体が価格に耐えられなくのがバブル崩壊だ

 すると土地の値段が元に戻るから投機目的で買った人間は破産する。株も売り払うから日本国から一定量の金が消滅する

 国民は金を使わなくなるから企業は値段を下げる。これがデフレスパイラルです

 諸氏は2000年に入った頃、マクドナルドのハンバーガーが幾らだったか覚えているか?

 覚えてないよね。僕は覚えてる。ハンバーガー1個が60円だ(笑)

 これでは企業は儲からない。だから従業員の賃金も上がらない。バカバカしい。このバカバカしさが30年も続く

 今年になり株価が初めて4万円を突破すると投資信託や株で騙される人間が多数出て来た

 僕が投資信託や株に手を出したのは2007年だ。この年をご存知か?そう、リーマンショックの年だ。株価が7千円台の時代だ。不況の時が勝負どきだと僕は思っている

 僕は全ての貯金を叩いて株を買った。論理的には7千円台の株を4万円台まで持つと倒産しない限り全ての株はぼろ儲けだ(笑) 論理的に(笑)

 投資は博打だ。常にリスクを背負う。《元本保証》とか《絶対儲かる》はない。だがこんな甘い言葉に騙される。女も騙した経験のない真面目な人に限って

 何でだろうな。努力せず金が儲かると思うのは?

 人を騙した事のない人間は自分も騙さる事がないと信じているのだ

 この危機意識の希薄は政治家、役人、国民に共通する意識だ

 中国でバブルが弾けたようだ。この国が発表する数字は嘘ばかりだからいずれ弾けると思たが

 なにしろ債務が2000兆円の天文学的数字で公務員の給料の遅滞が始まったと

 これほど強権的な国家運営をやれば外資が逃げて孤立する。

 しかし14億人の不況は世界恐慌になりかねない