3月に続いて、またまた実家の片付けをやってきました。
神奈川→福岡に帰って、今回も4泊の日程でした。
いや、こんなに体力使ってフルに働いた日々は、生まれて初めてですよ。

70代の両親が暮らす実家。
築30年。
物がない時代を知っている、物を捨てられない世代。
とにかく、捨てるということをせずにここまできたので、家は物だらけです。
田舎で家は広いのに、各部屋、物だらけ。
そのため、地震の多いこのご時世、大きな箪笥の横で寝るしかないという生活。
危なくて、不便で、しかたありません。
箪笥の中身を見直せば、造り付けの収納でまかなえるのではないかと思いました。
そこで今回、粗大ゴミに出すべく、庭に集めた箪笥たち。
お別れしたのは…
四年前に他界した祖母のふたつの家具。
間口を塞ぐように置かれていた箪笥とクローゼット。
箪笥は特に、木が良すぎてとても重たかった…。
この6つをなんとか私ひとりで庭に出して、粗大ゴミの日に持って行ってもらいました。
処分費用はひとつ1000円、合計6000円です。
しかし、いくら不要とはいえ、祖父母が母のために買ってくれた婚礼家具をノコギリで切ったり、長年一緒に暮らした祖母の箪笥をゴミに出すのは、つらかったです。
粗大ゴミ回収業者により、3トントラックいっぱいに積まれていきましたが、見送る時はさすがに涙が出ました。
振り返ると、母も少し泣いていました。
でも、これから両親が安全に快適に暮らすためのセルフリフォームに必要なこと。
箪笥は物がいいので、中古に売ろうとしましたが、いまはこのタイプは買い手がつくことが見込めないとのことで、リサイクルショップに断られました。
世の中の生活様式も価値観も変化しています…
箪笥たちに、いままでありがとうございました、と、唱えるしかなかったです。

運ぶ時は、テコの原理や、下にタオルケットをしいて滑らせる、なんてテクニックをフル活用。
父は腰が痛いので、私ひとりで作業しました。
何度かヒヤリハットを感じましたが
なんとかできました。

両親の寝室
ビフォー
こんなに部屋、広かったんだ…