中性脂肪の数値が高くなってしまうのは肉料理である・・と何度か書いていますが、では、魚料理はどうなのか?ということになります。
魚については、肉とは考え方が違ってきます。肉は脂肪分が白く残ります。肉の赤身と脂肪の白身がはっきり分かれて脂肪が付いていることが分かります。ところが、魚の場合には、白身などはありません。完全に脂分は身の中にとけ込んでいる状態です。
そして、肉の脂は常温では、固形なのですが、魚の場合は液状になります。常温だと魚の脂は液体、なので食べた後も液体です。お腹の中に魚の油が入ると、血液の中でも流動的になり血液がサラサラの状態になります。
近年よく言われているドロドロ血液というのがあります。不健康な状態の象徴ですね。その状態が、魚の油でサラサラ状態となります。これは、血管が硬くなったり、管が細くなってしまう動脈硬化に対して良い効果があります。
そして、魚の脂は中性脂肪を下げる働きがあることが分かっています。肉を食べ過ぎると上がり、魚を大量に摂取すると下がるということです。ただ、これも魚を衣を付けて揚げたりすると、中性脂肪を上げてしまう食べ物になってしまうので、食べるときには、油なして焼く、もしくは刺身の状態が最も良いのではないかと思います。