視野97%を失ってから見えたもの

福祉の本当の価値とは何だろう

鍼灸師・施術者の挑戦を支える活動と情報発信を行っている

QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者 是永裕次郎です
 

以前のブログでは、

 

 

視覚障害が判明したことで、

人生が大きく変わったことや、

そこから見えてきた様々な気付きについて書いてきた。

今回は、

障害者となって初めて飛び込んだ

「福祉の世界」

について感じたことを書いてみたい。


想像以上だった障害福祉

正直に言うと、

視覚障害が分かるまで、

障害福祉についてほとんど知らなかった。

だから盲学校へ入学した時、

本当に驚いた。


ここまで支援してくれるのか

寄宿舎がある。

学費負担が少ない。

様々な制度がある。

移動支援もある。

就労支援もある。

生活を支える仕組みもある。


見えない不便を補う仕組み

もちろん、

見えないことによる不便はある。

でも、

それを補うために、

社会の中に様々な支援制度が存在していた。


感謝より先に驚いた

正直、

感謝というより先に、

驚きの方が大きかった。


「ここまでしてくれるんだ」

そんな感覚だった。


誰かが支えてくれている

その支援は、

決して当たり前ではない。

税金。

制度。

行政。

福祉職の方々。

家族。

地域社会。

多くの人の力によって成り立っている。


だからこそ考えるようになった

障害者として生活する中で、

色々な考え方の人とも出会った。


障害があるからできない

障害があるから不幸だ。

障害があるから仕方がない。

社会が悪い。

環境が悪い。

制度が悪い。


もちろん事実もある

実際に不便はある。

改善すべき課題もある。

社会のバリアも存在する。


でも違和感もあった

自分の中で少し違和感があった。


障害は事実

でも、

その先の人生まで決めるのだろうか。


他責から成果は生まれにくい

自分自身の経験を振り返っても、

何か成果を出している人ほど、

人のせいにしない。


障害のせいにしない

環境のせいにしない。

制度のせいにしない。


今あるものを活かそうとする

そして、

今ある環境に感謝している。

支えてくれる人に感謝している。


自分はどうだったか

視野を97%失った。

それは紛れもない事実。


でも人生は終わらなかった

むしろ、

盲学校で学び、

鍼灸マッサージ師になり、

新しい人生を始めることができた。


福祉が人生を変えてくれた

もし支援制度がなければ、

今の自分はいなかったと思う。


だから恩返しがしたい

最近よく考える。

自分は何を返せるだろうか。


支援のゴールは何だろう

福祉の本当の価値は、

守ることだけではないと思う。


自己実現のための支援

自立すること。

挑戦すること。

働くこと。

社会に貢献すること。

幸せになること。


そのために支援がある

支援はゴールではなく、

スタート地点なのかもしれない。


ツボ×ラボで目指したいこと

だから今、

ツボ×ラボを通じて実現したいことがある。


成果を出す障害者を増やしたい

幸せな障害者を増やしたい。

自己実現できる人を増やしたい。


障害があっても挑戦できる

障害があっても働ける。

障害があっても夢を持てる。

障害があっても社会に貢献できる。


そんな姿を増やしたい

それが、

自分が受けてきた支援への感謝の形だと思っている。


最後に

視野を97%失ったことで、

見えなくなったものは確かにある。

でも、

見えるようになったものもある。

その一つが、

福祉の価値だった。

そしてもう一つが、

人の可能性だった。

支援を受けることは悪いことではない。

むしろ素晴らしいことだと思う。

だからこそ、

その支援を力に変え、

次の誰かへ循環させていきたい。

それが今の自分にできる、

小さな恩返しなのだと思っている。

 

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投稿者プロフィール

株式会社QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者
是永裕次郎

「挑戦したいのに踏み出せない人をなくしたい」という想いから、ツボ×ラボを運営。
鍼灸師・施術者の独立や成長を支えるため、業界の課題やリアルな現場の情報、実践的な考え方を発信している。