技術がある人ほど苦しむ(続編)
届け方を誰も教えてくれないから
鍼灸師・施術者の挑戦を支える活動と情報発信を行っている
QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者 是永裕次郎です
以前の記事では、
技術がある人ほど苦しみやすい理由として、
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マーケティングを学ぶ機会が少ないこと
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施術以外にも必要な技術があること
について書いた。
今回は、その続きとして、
「届け方」
について考えてみたい。
「伝える」と「届ける」は少し違う
施術者として活動していく中で、
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宣伝
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広告
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SNS発信
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紹介
いろいろな「伝え方」がある。
でも実際には、
ただ伝えるだけでは足りない。
まずは知ってもらうこと
当然ながら、
存在を知られていなければ、
施術を受けてもらうことはできない。
だから、
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どんな施術をしているのか
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どんな人に役立てるのか
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何を大切にしているのか
を知ってもらう必要がある。
次に必要なのは「必要性」
さらに大事なのは、
「自分に必要かもしれない」
と思ってもらうこと。
人は、
良いものだから動くわけではない。
「自分に関係ある」
そう感じた時に初めて興味を持つ。
そして「期待」が生まれる
そこからさらに、
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行ってみたい
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話を聞いてみたい
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受けてみたい
そう思える期待感が必要になる。
つまり、
届けるとは、
“受けてもらうところまで導くこと”
でもある。
技術を高める人ほど、実は陥りやすいこと
ここで少し難しい話をしたい。
施術技術を高めようとする人は、
基本的に向上心が強い。
そして、
「人の役に立ちたい」
という気持ちも強い人が多い。
これは本当に素晴らしいこと。
でも、その過程で「プライド」も育つ
技術を磨いていくと、
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知識が増える
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理解が深まる
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経験値が上がる
当然、自信もついてくる。
それ自体は悪いことではないけれど
ただ時々、
そのレベル感のまま相手に話してしまい、
周りに伝わらなくなることがある。
「なんで分からないんだろう」が始まる
さらに怖いのは、
周りに対して、
「レベルが低い」
「理解されない」
そんな感覚を持ち始めることがある
するとどうなるか。
学べなくなる
本来なら、
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集客が上手い人
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発信が上手い人
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人を集めるのが上手い人
から学べることがある。
でもプライドが邪魔をすると、
「教えてください」
が言えなくなる。
情報は「人」から入ってくる
さらに、
偉そうに見えたり、
距離感を作ってしまうと、
周囲から人が離れていく。
すると、
情報も入ってこなくなる。
それはかなり大きな損失ではないだろうか。
技術は、使われて初めて価値になる
どれだけ素晴らしい技術でも、
使われなければ意味がない。
もっと言えば、
存在を知られていなければ、
無いのと同じ。
これは厳しいけど現実。
だから「届ける工夫」が必要
だからこそ必要なのが、
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分かりやすく伝える
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相手目線で話す
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知ってもらう工夫をする
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利用しやすい導線を作る
といった、
届けるための設計や工夫。
「良いものなら伝わる」は危険
施術者の世界では、
「技術が良ければ自然と広がる」
と思っている人もいる。
もちろん口コミは大事。
でも現代は、
情報が溢れている時代。
良いものでも、
届かなければ存在しないのと同じになってしまう。
最後に
技術を磨くことは、本当に大切。
でも同時に、
その価値を必要な人へ届ける力も必要。
そしてそのためには、
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学ぶ姿勢
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人から吸収する姿勢
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相手目線
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柔軟性
も大切になる。
どれだけ価値ある技術でも、
使われて初めて価値になる。
だからこそ、
「どう届けるか」
そこにも本気で向き合う必要があるのだと思う。
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投稿者プロフィール
QVファクトリー代表/ツボ×ラボ運営者
是永裕次郎
「挑戦したいのに踏み出せない人をなくしたい」という想いから、ツボ×ラボを運営。
鍼灸師・施術者の独立や成長を支えるため、業界の課題やリアルな現場の情報、実践的な考え方を発信している。
