quo world -21ページ目

quo world

 いろいろ。。

かげろう

蜉蝣は
淡い記憶を身にまとい
蒼き波面を
ふわりゆらりと漂い彷徨う

蜃気楼の
愛は哀しき青い花
薄明かりの下
ささめくさざなみ色を失う

砂時計の砂が無情に
終わりを告げる

儚き夢は光る雫となり
幾千年の時と想いの
千尋の海の泡となる

 
乙夜の宴に 頬染めて
紡ぐ時間は 金糸織り交ぜ

束の間の夢 永遠なれと
爪弾く時間は 緋色の吐息

追えど届かぬ 儚き幻
波立つ心は 銀色女波

夜叉の面付け 舞う衣
金糸銀糸の 綴れ織り

人の心は 常ならず 
優しき空の色
優しき花の色

目を閉じて
柔かな風
柔かな光を身体に感じる

季節のうつろい
時は止まる事無く流れ行く

時に人は
大いなるものに包まれ
生かされている事を忘れ
自分のことだけでいっぱいになったり
自分の中の悲しみに押しつぶされそうになる

毎日が穏やかであったら
それはすごく幸せな事だけれど
穏やかな日ばかりではないから…

そんなときこそ
優しさが心に沁みる

素直に感謝できたら
それはもぅ素晴らしい事

心の扉はいつも開けておこう
人は一人ではないのだから
ふと、見上げた空が
    思いのほか青かった
風は冷たいけれど
    硝子越しの陽射しは暖かい

こんなに綺麗な空があるということ
こんなに穏やかに時間が流れてるということ

日々の喧騒に追いかけられて
    大切なことを見落としてしまう

曇りの日もあるけれど
    雨も日もあるけれど

こんなに綺麗な空の下
    生かされている 今日のよろこびを

    覚えておこう。。
    忘れないでおこう。。
期待と諦めのブランコを漕ぐ

   揺れる 揺れる
     ブランコ揺れる

こんなに私が淋しい時に

  あなたも寂しければいいのに…

bara


青いシーツの海に溺れて
どこまでも深く落ちてゆく

  ささやきは甘く甘く
  ためいきは熱く熱く

赤い小さな抜け殻さえも
深い闇に飲み込まれて

  絡めあう指と指
  求め合う唇と唇

衣擦れの音とけていく
尽きる事のない時の狭間に

  温もり重ねて一つに
  心重ねて何度も

果てし無く散る花びら
  赤く赤く赤く…

    弱い部分を気取られぬよう

       脆い処を手折られぬよう
 
         人目に晒さぬ 鎧 身に付け

           滾る炎を闇に沈める
  
            その眼差しの先 追う夢遥か

              幽寂の色を湛えて立ち止まる
バスタブのお湯Blueに染めて
うつる灯りは Re Blue
お湯にもぐって流した涙も
綺麗に染まるわ Re Blue

私の唇からあなたの耳へ
伝えたい事あったけど
憂鬱な想いがそれを遮る

静寂の夜雪が降ってる
雪明りの窓 Re Blue
シャワーの飛沫でかき消す泣き顔
今夜の私 Re Blue

誕生

各自が持つ 意識
各々異なる 視点
意識と視点の波長の神秘

様々なものから 培われた感性
同じ物は二つとない
違うものが 並行交差し
互いを刺激しあうとき

なにかが変わる
なにかが始まる
何かが生まれる

その日は静かにやってきた

 

丁度 子供の運動会の日だった

 
前日から姑の妹さんに 看病の交代を頼んでいた

 

じゃぁ おかあさん 運動会の応援に行ってきます

 

いってらっしゃい
あぁ わたし クオちゃんと同居で良かったよ
クオちゃんも 子供の用事色々で忙しいのにね
わがままさせてもらって ありがとう

 

今生の別れみたいな事言わないでよ
終わったらすぐ帰ってくるからね~

 

運動会が終わって帰宅すると
看病をしていた小母が

 

あれから ずっと眠ったままだよ
痛み止めの座薬も起こすのも可哀相でやっていない

 

おかあさん ただいま!
お~い もしもし おかあさぁぁぁん!

 

つねったりするまでもなく
昏睡だとわかった

 

ドクターに連絡をとり
ドクターの指示で
親戚縁者に連絡をとった


真夜中に目が開いた
じーっと周りを見回して
ありがとうと口が動いた

 

一人一人が声をかけた

 

みんな 頑張れ!といっていた

 

私は
 もう 頑張らなくていいよ 
             と言った。。

 

 

呼吸が変わり
最後に大きく息を吸い
姑の呼吸は 止まった

 

 

享年64歳

7年間の闘病生活だった