第五章
雪が降っていた
寒い夜
消防車のサイレンの音…
その何日か前にフジエさんはとうとう寝付いてしまった
やっぱり病院には行かないと言い張ったが 強制的に入院となった
正直な気持ち 私達はほっとした
朝一番に携帯が鳴った
上司からだった
昨日フジエさん 亡くなったって。。
あぁ、そうなの…
暫くの沈黙の後
実はね、フジエさん自宅で亡くなったの。。
え?病院じゃないの?
うん。。。昨日病院に役場の人を呼びつけて どうしても退院すると言い張って。。
役場の人もね どうしようもなかったって…
そう…言い出すときかないもんね
でね 焼死なの。。。
昨夜のサイレンの音がよみがえって来た
まさか、昨日の火事…
フジエさんの家は木造で おまけに燃えやすい塗料や紙がいっぱいだった
でも ガスは引いていなかったのでポケットコンロで料理をしていたが 今は使用していない
ストーブの周りには何も置かないようにしていたし
ストーブの給油も私達がしてた
日頃から 火事には十分気をつけてると言っていたし…
何があったかはわからない
近隣の人も フジエさんは入院していると思っていたので 今朝になってフジエさんが自宅にいたことがわかって それから焼け跡を捜索したら…



