頭脳王2013 感想 | 頭脳王への挑戦

頭脳王への挑戦

日本テレビのクイズ番組「頭脳王」への出場を目指す人のためのブログ。ABCテレビ「アタック25」にも触れています。

1年間かけて予選大会が行われてきた頭脳王。
2013年12月13日,ついに放送されました。

全国大会に駒を進めた8名の天才たち。

前回の優勝者 東大医学部の天才・亀谷
前回の準優勝者 京大医学部の奇才・廣海
京大のIQモンスター・中村
女子数学オリンピック2年連続金メダルの東大理3の美女・葛西
東大首席の公認会計士・中尾
京大卒 知力の超人・宮坂(関東予選1位)
東大卒 超優秀弁護士・岡本 
東大理1 推測の貴公子・廣瀬

この先はネタばれを含みますので,ご了承ください。








今回注目していた理3の美女・葛西さんは,その力を発揮することなく敗退していきました。
葛西さんは数学力に加えて暗記力も抜群でしたが,結局頭脳王に求められるのは「クイズ力」。
前回の関君のように「クイズ力」が足りず,序盤から苦戦していました。

また,関東予選で圧倒的な力を見せた宮坂氏も,クイズに対応できなかった様子。
そして弁護士枠の岡本氏も同様にクイズで苦戦し,やはり前回の美人弁護士・山口真由さんと同様に序盤で破れていきました。

昨年の優勝者・準優勝者の2名は今回も大活躍でした。さすがです。
結局最後はクイズ研究会ならではの膨大な知識力が決め手でしょうか。
前回と似たような出題傾向の問題も多かったので,このあたりも有利だったかもしれません。

例えば複利計算の問題。これは前回も似たような問題が出題されていました。
公式(簡略版)を使えば簡単で,元本が2倍になるのに要する年数は,72÷年利X%=Y年。
今回は年利3%だったので,24年というわけです。

ブロックの数を数える問題も,前回と同じ方法で解けます。
一番上の段は4個。
二段目以降は4個ずつ増えているので(1段目が4個の時点で,そうなると予想してました)
あとは全部で何段あるかを素早く数えるだけ。6段でした。
そうすると,4+8+12+16+20+24を計算すれば良いだけなので,28×3=84になるわけです。
解答者の方が自分よりも早かったので,私のスピードはまだまだだと痛感。
ただ,解答者も押してから答えるまでに僅かなタイムラグがあったので,
4の等差数列で項は6ということを確認した時点でボタンを押し,
その後素早く計算したものだと思います。
とっさの判断力と計算力が重要ですが,これは前回の放送を見ていた人なら結構簡単に解けたものだと思います。



準決勝の4名は,亀谷・廣海・中村・廣瀬。
亀谷・廣海の両氏は抜群の安定感。
この二人が今回も出場したせいで,ニューフェイスの葛西さんや宮坂氏の実力を堪能できなかったじゃないか~と思いながら観戦していました(笑)。
今回も亀谷・廣海の決勝戦になったらどうしようと思いましたが,IQモンスターが怒涛の追い上げで準決勝を1位通過。

決勝はIQモンスター・中村と前回優勝者・亀谷との一騎打ちへ。

一問だけ疑問の残る出題がありました。
1 P
2 H
3 ?
4 H
5 H
6 P
7 H
という文字・数字の中で,?に入る文字は何かというもの。
亀谷はP,中村はBと回答し,中村のみ正解となりました。

ちょっと待て。これは両者正解でも良さそうですが……。
番組での説明では,1本(ぽん),2本(ほん),3本(ぼん)……なので,Pon, Hon, Bonとなり答えはB。
ただ,1歩(ぽ),2歩(ほ),3歩(ぽ)……でも当てはまるので,その場合はPも正解。
この問題は答えが一つに定まらないのだから,両者が正解だと思います。

まあこの結果に関わらず,最終的には亀谷君の逆転優勝。
前人未到の頭脳王2連覇(笑)を達成し,幕を閉じたのでした。

前回に比べると少し問題が易しかった印象がありましたが,十分な見応えのある内容でした。
また来年あたり放送されることを願い,私も勉強に励みます。