咲き誇れ〜なブログです
桜。。。キセパは桜の名所フリークでもなんでもありませんでした
今まで都内の有名どころは行きましたが例年必ず足を運ぶこともしていません
千鳥ヶ淵
目黒川（ナカメからのアプローチ）
六義園
飛鳥山
江戸川千本桜（平井大橋から南下したところ）
上野公園
等々等々。。。
行ったことはあるけど年々感動が薄れているよくある［大人脳］になっていました
ですが今年はなんだか気持ちがうわついて、
花見
花見
桜見たい
と気持ちが落ち着きません
これも更年期
ホルモンバランスが不安定になってる影響ですかね
そうなるとハタチのときに初めて聞いた「滝桜」を観たくなり調べたら
今まさに満開宣言かというタイミングでした
（4/13土曜日のこと）
ちなみに、滝桜は福島県田村郡三春町にある天然記念物の枝垂れ桜の古木です
毎年春になると必ずニュースで中継が入っていて、
いつか行きたいと思いつつ行けませんでした
若い時は遠出には入念な下調べが必要だった時代というのもあります
今はネットで開花状況も
新幹線のダイヤ、ローカル線への乗り継ぎ
はては最寄駅から現地への交通手段まで
正確に調べられる！と思ったら、
あした行っちゃおうかな、と思いたち新幹線のきっぷを買いに動いてました
滝桜ほど有名な古木ならば全国から（いまや世界から？）観光客がくると予想して
早めが肝心、日曜早朝 6:04発のやまびこ51号に乗り込みました
実は土曜日突発飲みで飲み過ぎまして
睡眠不足・二日酔い・軽い胃もたれの三重苦を伴い家を出たのは内緒です
それでも旅モードな脳内お花畑なので駅弁。。。買っちゃうよね〜
「そういう名の体位あるけどハードなのやだなあ」と
ほんのり二日酔い脳なのにもかかわらず下品な連想をした自分を苦笑いです
しょーもな
包装の写真と遜色ない仕上がり
さすが老舗大桝
さてさて食べて、飲んで、
回復してきてら、
ルーティンの大も出して（健康！）
ネットやって
景色堪能していたらあっという間に郡山駅に着きました
磐越東線に乗り換えます
その時貨物が通り過ぎていきました
キセパは昔から貨物列車が大好き
貨物だけで人の気配がしない無機的な［はたらく列車］に何か惹かれるものがあります
乗り換えから出発まで20分以上ありましたが、ホームにはどんどん人が増えて来ました
みな滝桜目当のようです
ぼーっと座ってようかと思いましたがすかさず並びました
二駅でも座りた
情けない。。
磐越線は出入り口が前と後ろの2箇所だけの車両ですので並ぶ位置は気をつけましょう
桜の季節の臨時列車は異なるようですので事前に調べるのが肝要かと思います
無事座って発車待ちをしていたらまたも貨物列車が通過
たまらんのう〜
さてさて三春駅に到着
お客も現地誘導スタッフも慣れてるようで臨時バスの発着場所にサクサクと並びが出来ています
素晴らしいです
ちなみに新幹線から乗り換え、
そのまま乗車券使ってチケットとSuica決済を窓口で頼んだらけっこう時間をロスしました
手慣れてない様子。。。
でも古き良き地方の鉄道マンらしい柔らかさが和みました
駅舎外の誘導スタッフの皆様（福島交通さん）はさすがに手慣れていて
誘導の声出しもばっちり
必要な事項も告知ばっちり
（バス代700円、観桜券500円）
「臨時バスの台数は十分ありますので安心してください」
これ！ちょっと感動しました
バスの台数のことまで言ってくれる観光地は初めてです
ホスピタリティと能力あるスタッフが揃っています
さすが天然記念物を観光資源にしている地域はちがうなあと感心しました
長年の観光案内ノウハウが毎年ブラッシュアップされて伝えられてきたんでしょうね
あとホスピタリティも素晴らしかった
仏頂面のスタッフがだれもいません
バスのドライバーさんすら声を張ってアナウンスしています
「降りる時は乗車券をお見せ下さい」
こういうのすらゴニョゴニョいい加減に喋る人が多いのによく身についています
バス移動中驚いたのが三春町（みはるまち）の桜の多さです
そこかしこにたっぷりと花を湛えたソメイヨシノや山桜やしだれ桜が咲き誇っています
滝桜だけの町ではありませんでした
昔のお殿様が桜の苗木を植えさせる事業を推進したとバスの中でアナウンスが流れてました
また今年は伊達政宗の正室愛姫（めごひめ）の生誕450年だそうで更に盛り上げていく感じでしょうか
愛姫は三春の出身だそうです
さあ到着！
いよいよです
期待は高まり胸は高まり、ついつい早足になりそうなのを堪えて歩きます
WAO〜
すごい
綺麗だし圧巻です
スケール感は予想していた通りですが
何より肉眼で見た満開のその姿は見惚れてしまいます
魅せられるというか
枝垂れ桜ってもっとあっさりと咲いていた印象ですが
今回この旅でガラリと変わったのは本音です
ぽってりと重々しく咲いていて肉感的な全体像が惹きつけられます
京都の平安神宮や円山公園も満開のときを見ましたがそれとは異なりました
やっぱり庭園や管理がこまめに行き届き過ぎるものより
野山に咲いてる孤高の佇まいが自分の好みなんだと思います
庭園は人工美を楽しむ場所ですから
そっか
来て良かった〜
とにかく人人人
混雑が激しいのですが、隅田川花火や千鳥ヶ淵の桜が満開なときの駅構内の芋洗い状態に比べたら
爽快なくらいです
ベストスポットに居座る変なのもいないし
みな思い思いにそぞろ歩きをして
桜や菜の花を眺めています
滝桜の正面には芝生の広場もあり、そこにシートを敷いてまったりしてる方もたくさんいました
それだってゆったりとしていて
窮屈さなんてありません
会津若松