嗜好は変わるし変わらないブログです
とある日の手弁当です
おかずだけ
揚げとどんこを麺つゆ+みりん、砂糖で甘めにして煮ました
冷蔵庫に人参と
&冷凍庫にほうれん草があったので
ついでにポイポイと追加し
肉も入れとくかー!と
煮えたあとにしゃぶしゃぶした肉を浸しました
うん、美味い
オリジナル煮物です
それに合わせるのはご飯か食パンかと自宅の食糧ストックから悩みました
どん兵衛にしました
要らないサブ情報としてどん兵衛はコンビニではもう買いません
どん兵衛は悪くないのですが
自作の麺つゆ煮に比べたら荒々しくてしょっぱい味付けなのね、と新しい発見です
若い頃なら揚げとどんこの煮物なんて見向きもしませんでした
ほんと、、思考は変わります
大根煮たの
きんぴらごぼう
こういうめんつゆのサッと煮
煮豆
筑前煮なんてアゲアゲになります
井之頭五郎じゃないですが「こういうので良いんだ」としっとり心で思います
若い時は煮物はあまり好きではありませんでした
キセパの実家はあまり裕福ではなかったので食卓はつねに
魚・肉<野菜
という食の構造でした
◯さん(キセパ母)が山育ちの農家出身のため
魚があまり好きではなかったのでこういうヒエラルキーです
それでも母が若いときは海育ちの父のために魚料理をよく作っていたのは記憶しています
50年後のいま本音を聞きましたら
「魚なんて触りたくなかったけど
お父さんが魚好きだから作ったのよ」
ですって
これは愛情というより昭和の妻たちの従順さでしょうね
大人になっても若い時はそれが愛だと思ってました
さらなる大人の階段を上ったらそれは愛というより追従というのも分かります。時代がね
よりアダルティな更年期の今はその動機は「めんどくさい」からだね、とも深掘りするようになりました
機嫌を損ねるくらいなら作るか、というところ
夫婦ならそういうところありますよね
本当に破綻した家庭内離婚の夫婦は、そもそも関心も薄れてるから自分の食べたいものを自分の分しか作りませんからね
笑いこっちゃないんですけどね
そんな経緯でキセパにとって魚は身近で好きな食材になりました
子供時代は裕福とは言えなかったため鰯、鯵、鯖、ときどき豚肉が主なたんぱく質群でした
懐かしいなあ
海がそれなりに近かった関東のため青魚の流通量が豊かでした
蛇足ですが
いまだに鯖の味噌煮は母の味には追いつけません
ドラスティックなほどに酒・醤油・砂糖をドバッと入れられません
母の作り方を見てると躊躇なくドボドボ、ドバッと、ジャバジャバ
この擬音がピッタリ
そうして出来上がった大根煮たの、魚煮たの、いり鶏で酒を飲むのか良いんですよね
実家へいきたまに泊まるときはそれで飲み過ぎます
話を戻します
こういうのでいいんだよ
そう、井之頭五郎のこの言葉は名台詞ですよね
野菜をしっとり煮たもので良いですね
八代亜紀的に炙ったイカで良い
それでぬる燗をちびちび
朝なのにまた飲みたくなってしまいました
10代後半〜30代くらいまでは肉肉肉
といろいろ肉肉しいものを好んで食べていましたが今じゃすっかり魚と野菜です
たまに食べるも赤身一択ですからね
白メシよりは麦入りご飯や玄米食が好きになりましたし
本日も平和です